全摘後の放射線治療
ご投稿有難うございます。
情報が少な過ぎます。年齢、MBI(ki67)、乳癌の病理診断(種類)、術式(皮下乳腺全摘?)、センチネルリンパ節生検の有無、何故、全摘なのに皮膚側を取り残したかが分かりません。
手術で皮膚側陽性はお粗末ですね。解剖で脂肪組織内に乳管はありませんので、不十分な切除(厚い皮弁)なのでしょう。よくある断端陽性とは違います。①センチネルの必要性。②断端陽性と思われる部位の追加切除の必要性。③放射線の目的。④タモキシフェンの意義。疑問は多いですね。
脂肪化乳腺をぶった切るような切除が想像され、放射線照射だけで再発を制御できるか不安です。しかし、どこを追加切除したらいいかもわかりません。この症例ではもうセンチネルはできませんが、廓清するのも酷いのでリンパはいじれないです。タモキシフェンが局所制御や対側予防の目的なのか?遠隔転移の予防が目的なのか?これは、文脈からは読み取れません。レセプターは、浸潤部における結果なのかも気になります。
手術も術者のミスで酷いが、治療方針もお粗末ですね。こんな手術をしたら、治る乳癌も治らないのは当然です。どこの病院で手術されたか知りたいくらいです。尚、皮下乳腺全摘ではありえることだと思います。特に、内視鏡下手術では術後断端評価が困難なので実際は多くあるかと思います。
論文を探して、1個ありました。この場合は、断端陽性の程度にもよりますが(記載がないので不明!)、放射線治療も何もしない無治療で、経過観察と記載されてました。微少なものだと再発は起こさないようです。(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14967436)放射線治療やホルモン治療に効果がないと言う事だと思います。基本は無治療が適切かと思います。
迅速丁寧なご回答に大変感謝いたします。
言葉が足りず、申しわけありません。追加説明で、
年齢52歳、閉経前、病理診断:Minimal invasive ductal carcinoma (Nuclear grade1,ly0,v0,margin:positive)
病理所見:10x3cm大の皮膚を付着する12.0x12.0x2.0cmの右乳腺
術式:右乳房単純切除術
実は7月4日に一回目の手術、術中診断グレーとのことで、1.5cmのしこり切除。一回目術後病理は、Noninvasive ductal carcinoma 0期 乳頭〜内側断端陽性でした。 リンパ節転移や遠隔転移はないだろうとのことでした。
全摘で補助治療なしにと挑んだ2度目の術後:組織学的には、切除した領域にcancerが存在している。ほとんどが乳管内に乳頭状、cribriform,壊死を伴う微小石灰化、充実性形態を呈するductalcarcinomaであるが、一部の標本の一カ所にわずかな間質浸潤を見る。・・
放射線は、皮膚側剥離断端陽性なので、また、ホルモン療法は、一カ所とはいえ、T1micが見つかったのでとの事でした。
主治医は、乳腺は全て切ったとの事です。富永先生のおっしゃる皮下乳腺全摘ということなのでしょうか。
病院は川崎市の大きな総合病院なので、信頼を置いていたのですが、1*1.5cmのしこり発見後、二度の全身麻酔の手術、日を追って不安が増すばかりです。
タモキシフェンは転移の予防と言われたものの、母が鬱で20年患っていること、子宮筋腫やおりものが多い事などに、薬の副作用を考えると、服薬も躊躇する一因です。
放射線とタモキシフェンの件、今一度主治医と相談して来ます。
ご丁寧なお返事有難うございます。
多分、乳腺皮下全摘ではないと思います。この乳腺皮下全摘は再建手術をされる方が行う手術です。普通の乳房切除だと思います。この1回目の手術は仕方ないとして、2回目は残念です。この乳腺外科医の患者様への対応も情けないです。
一般的には、タモキシフェンや放射線治療はせず、経過観察です。心配なら追加切除となります。また、浸潤も1mm以下なので、この件も無視出来るレベルなので治療は不要です。無治療で再発もないと思われます。
こんにちは。
今年の8月末に非浸潤だが補助治療全く不要と言われ右乳房全摘(胸筋温存乳房切除)、
病理結果で、皮膚側陽性。 一部の標本の一か所に微小な間質浸潤(T1mic)、核異型、核分裂、各グレードは全て1.脈管侵襲なし。ER,PgR はともにほぼ全体に強陽性、Her2:0
放射線治療とタモキシフェン5年間のホルモン療法を勧められており、本当にすべきなのかの御相談です。主治医も二人で意見が割れており、毎日ネットで調べ、心配で夜も眠れません。
B領域の剥離面では、脂肪織内に残存する乳管内にcancerの進展がみられ。皮膚側において剥離面陽性である。乳頭側の太い乳管内への進展はない。とのことです。