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乳腺症のしこりの手術について

お忙しい所、恐れ入ります。いつも、拝見させて頂いております。二ヶ月前に、二cmのしこりを発見しマンモ、エコー、細胞診の結果、乳腺症の線維腺腫と診断され、経過観察中です。それから、毎日、しこりの圧迫痛やしこり付近の乳腺の鈍い痛みに悩まされています。
そこで、質問が2つ程あります。

1 良性のしこりでも、私の様に毎日痛みを訴える患者さんもいますか?
2 痛みが続く場合、手術でしこりを取り除く方法もあると聞きました。ベルガーさんでは、よほど大きくならないと、手術はしないと掲示板で拝見しました。手術した場合、デメリットを教えてください。傷跡が残るのは覚悟しています。

お手数お掛けしますが、宜しくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
1.線維腺腫は3㎝以上で痛みを生じる事があります。多分、ホルモンの関係での正常な生理的な痛みだと思います。
2.痛みの原因とは考えられないので、傷跡が出来るだけ無駄でしょう。当然、外の傷だけではなく、内部も傷付くので今後検診等で異常が出た時癌の見分けが付き難くなるデメリットもあります。

お返事ありがとうございます、おっしゃられる通り、しこりが痛みの原因になってるかは、わかりませんよね。次の定期検診まで慎重に考えてみます。 また何かありましたら、お世話になるかもしれません、ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

非浸潤癌全摘手術後のホルモン療法は?

今年8月、右乳房乳がん全摘手術をし、先日術後病理検査が出ました。結果は以下の通りです。

非浸潤性乳がん (浸潤がんの所見なし)
範囲:5.5x1.5㎝
グレード1
ホルモンレセプターER+ (90%)、PgR+(90%)
HER2 (2+)
ステージ0期
リンパ節:センチネルリンパ節のがん転移なし(0/4)
断端 陰性


主治医から今後の治療について、「再発率は1%程と低く、浸潤がんの所見もないから、補助療法は絶対的に必須ではない。ただ、病巣が広範囲なため、検査で見つからなかったところにガンが潜んでいるかもしれないので、出来る限り再発率を下げたいのならホルモン療法を受けておくのも良いかもしれない。」と言われ、ホルモン療法を受けるか否かの選択を委ねられました。

セカンドオピニオンで別の医師に見解を伺ったところ、「非浸潤がんは基本的には術後は無治療だから、ホルモン療法を受けなければならないことはない。元々再発率が低いところで、ホルモン療法を受けて副作用で辛い思いをしてもリスクは半分程度にしか下がらないなら、あまりベネフィットは大きくない。それよりも、日々の食事管理やストレスをためずQOLを高め、また大いに生活を楽しんで笑ってナチュラルキラー細胞を増やすことも、予防治療として大切なことだ。」と言われました。

私の正直な気持ちとしては、セカンドオピニオンに従いたいです。必要がないのであればホルモン療法は受けたくありません。副作用によりQOLが下がることで免疫力が低下してしまっては治療の効果がかえって裏目に出てしまうのではないかとも思います。しかし一方で、主治医に言われた病巣が広範囲であることから、再発の不安や左乳房のガンのリスクを考えると、やはりホルモン療法を受けたほうがいいのかな・・・とも思います。

ホルモン治療すべきか、それともこの病理の結果でそこまでの治療は必要ないのか、アドバイスお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 もし温存なら DCISの乳房温存手術後に,タモキシフェン(20mg/日,5年間)を追加することが,DCISと浸潤癌を合わせた乳癌イベント発生率を下げるかを検証したランダム化比較試験が2件報告されている。
 NSABP B-24:DCIS患者1,804人が,外科療法+放射線療法(50Gy)+プラセボ群と外科療法+放射線療法+タモキシフェン群にランダム化割り付けされた。患者背景は,50歳以上が66%,腫瘍径2cm以下が95%,切除断端陽性が16%であった。
 5年間の乳癌イベント累積発生率は,タモキシフェン群8.2%とプラセボ群13.4%で,タモキシフェン群が有意に少なかった。温存乳房内再発は,タモキシフェン群で有意に約30%減少した。内訳は非浸潤癌の発生率はほぼ同じで,浸潤癌の発生率が有意に少なかった。また,対側乳癌の発生がタモキシフェン群で約半数と有意に少なかった。5年生存率は両群ともに97%で差を認めなかった。サブグループ解析では,ホルモン受容体陽性例,50歳未満,comedo壊死を伴う例,切除断端陽性例でタモキシフェンはより効果的であった。ER陽性例での乳癌イベントの相対リスクは,プラセボ群に対して0.41と有意に低下していた。一方,ER陰性例では相対リスク0.8(p=0.51)であり,タモキシフェンの有用性が浸潤癌同様,ホルモン受容体陽性例に限定される可能性が示唆された。
 有害事象では,ほてり,腟分泌,子宮内膜癌,深部静脈血栓症がタモキシフェンで多くみられた。
 UKCCCR:2×2要因実験デザインを用いて,DCIS患者1,701人が乳房温存手術後に,放射線療法(50Gy)+タモキシフェン,放射線療法単独,タモキシフェン単独,手術後無治療の4群にランダム化割り付けされた。患者背景として,50歳以上が90%以上,断端は全例で陰性であった。
 当初の報告(追跡期間中央値4.4年)では,タモキシフェン投与群で浸潤癌と非浸潤癌を合わせた温存乳房内再発率の減少は認められなかったが,2009年の報告(追跡期間中央値12.7年)ではハザード比が0.78(95%CI:0.62-0.99)と減少を認めた。対側乳癌の発生は約半数に抑えられていた。乳癌総イベント発生率は,タモキシフェン投与群のハザード比が0.71(95%CI:0.58-0.88)と減少していた。OSには差を認めなかった。
 放射線療法群は,非治療群と比較して温存乳房内再発を約1/3に抑制していた。
 以上よりホルモン療法となります。
 しかし、全摘なので対側の予防効果の問題になると、効果があります。
 また、判断基準としてオンコタイプDXという検査も最近は非浸潤癌でも判断基準に効果があると言われているので、高額ですが、このような検査でホルモン療法での効果を出し、判断材料とされるのも一つかと思います。

ご丁寧なご回答ありがとうございます。大変参考になりました。ホルモン療法の効果も勘案しながら決断していきたいと思います。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

局所的非対称性陰影でカテゴリーがわかりません

はじめまして。
初めて投稿させていただきます。

先日健診結果が届き、「要精密検査・局所的非対称性陰影(左乳房中部・左乳房外側)」
とだけ記入されていました。カテゴリーのようなものは無く、いったいどの程度のものかわからず不安です。

1年前の健診結果(マンモグラフィーのみ)は異常なしでした。
過去に乳腺症と診断されており、今でも時々ピーンと痛みがあります。現在2歳の子供が1人おり、7ヶ月まで母乳で育てました。

2週間後にエコーの予約をしていますが、2箇所も異常があるのが不安です。
局所的非対称性陰影で複数個所に異常が見られることはよくあるのでしょうか。もっと早くに受診できる病院を探すべきかと悩んでおります。
すみませんが、宜しくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 マンモグラフィガイドラインでは、局所的非対称性陰影(FAD)は二方向(MLO、CC)で淡い陰影として描出される場合に表現するとしています。従来乳癌は、しこりとして見つかることが多かったが、その場合マンモグラフィでは、しこりの部分が周囲の乳腺より白く描出され、その境界が認められることが多いです。このようなときは腫瘤といえます。しかし、乳癌検診の普及に伴い、しこりを触れない病変が多く見つかるようになってきました。このような病変の中には、マンモグラフィで境界がはっきりしない白い部分だけの陰影を認められることがあります。このような病変をFADと表現します。FADが見られる理由として、単なる乳腺の重なりで白くなっているのか、乳腺内に病変が隠れているのか、しこりとして描出されない病変があるのか、等が考えられます。乳腺の重なりと考えた場合、さらなる検査は必要ないか、病変があると判断される場合は、さらなる検査が必要となります。
 何個か指摘されてようですが、同じです。まずは検診内容が不十分が殆どなので、再検査を受けてください。
 尚、カテゴリーは3です。

早く検査をうけるべきでしょうか

はじめまして。とても参考になるHPでありがとうございます。
23年8月29日 エコーで左胸のう胞5.4mm。乳         腺症の所見で年1回の定期健診が         必要

24年3月9日 マンモグラフィー 異常なし

24年8月9日 マンモグラフィー 左胸異常なし
        右胸異常あり(善悪の判定が必要な        石灰化)

という結果でした。その後。近くのがんセンターでエコーを実施しましたが、左右とも異常がなく、のう胞もなかったということです。そこで、マンモトームとMRIをするように進められました。

「がんである可能性は50%」「がんだとしても、かなり初期だろう」と言われました。

そこで、お尋ねしたいのは、

①予約と自分の都合で、このがんセンターではマンモトームとMRIは11月以降になってしまいます。他の病院を受診して検査を早める緊急性があるかどうか悩んでいます。
        
②23年8月にあった左胸ののう胞は消えてしまったのでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 マンモトームは必要かもしれませんが、MRIの必要性はマンモトームで乳癌と診断されてから行う者です。乳癌の広がり診断しか行えませんので、乳癌を診断されてない中で行うのは無駄です。
①3か月以内に行えば十分です。
②そうでしょう。

ご返事ありがとうございました。
年2回検診を受けております。

自宅に近いがんセンターで、検査の順番が来るのを待ちたいと思います。

アドバイスありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 不必要に年2回の検診は絶対辞めましょう。放射線等の影響で乳癌になります。今回、乳癌ならそれが原因の可能性もあります。
 検診は年1回がメリットがデメリットを上回るので行うのです。デメリットが上回っては検診は推奨されません。

最近は、マンモグラフィーを2月に、エコーを8月に検査していましたが、今年はマンモグラフィーが2回になってしまいました。今後は気をつけたいと思います。

どうもありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

乳がん検診での精密検査について

現在30歳、出産経験なしで既婚です。昨日乳がん健診を受けたところ、右側乳房外側の乳頭からやや下あたりの位置に「弾性硬、よく動くしこりあり」、エコー画像では「うーん、何かお水がたまったような感じだね」と言われ、乳腺専門病院への紹介状を頂きました。怖かったので即日予約して受診したところ、
①触診した感じでは悪いものではないですね〜と言われました。
②エコー・マンモの画像を見て、先生が「エコーの画像のうち、角度によって多少いびつに映っているのが気になるので細胞診をしましょう」と言われました。
私が見た感じでは、何枚かあるうちほとんどが丸い形で、先生が指摘した画像は下が丸くて上のほうに二つほどデコボコがあるように見えました。
③細胞診をした後、不安になって先生に乳がんの可能性を聞くと、「穿刺して細胞を抜いたときに、悪いものじゃなければ細胞がとりやすい。でもあなたはしっかり細胞が取れましたので・・・まあ結果見ないと何とも言えないですが、乳がんの可能性も念頭に置いたほうがいいよ」と言われてしまいました。
乳房にひきつれなどはなく、しこりの指摘をされるまで気づきませんでした。大きさはおおよそ1.5センチ程度だそうです。
乳がんの可能性は高いのでしょうか。
細胞診の感触のところですが、「悪いものでなければ細胞はとりにくいが、あなたはしっかりとれたので」と言われました。

 ご投稿有難うございます。
 検査を行う以上は悪性を疑う所見があるのでしょう。結果を見ないと何も解りません。

非浸潤性乳管癌

 非浸潤性乳管癌であっても、その病変が乳頭のすぐ裏にあった場合には、全摘が適切なのでしょうか? 
 

 ご投稿有難うございます。
 乳頭まで広がってる場合は全摘となるのが一般的です。基本的に部分切除しても乳頭はなく中心部が無くなるので整容的に不自然です。全摘して再建する方が整容的にメリットが高いと思います。
 術式に非浸潤だから術式が違うと言うことはありません。勘違いのないようになさって下さい。

先生、真夜中なのにご返信ありがとうございました。
先生のご回答を見て安堵しました。
実は、75才の母が先日、左乳房全摘の手術をしました。マンモ、MRIなどにより、左乳房の乳頭近くに非浸潤性乳管癌らしきものがあり、部分切除してみないと分からない、もし乳頭近くにまで癌が広がっていれば全摘になる可能性もある、と言われて手術に臨んだのですが、母が全摘になったことに手術直後から嘆き悲しんでいたので、他に方法はあったのかと悩んでいました。手術中に医師から、乳頭近くに癌が発見されたので、このまま全摘するか、乳頭近くの癌は取り除かず、部分切除のまま手術を終えて、次回の手術の時に、全摘と再建を合わせて行うか、どうしますか?と聞かれて、全摘の決断を下して医師にお願いしたのが私だったので、ずっとつらい気持ちでいました。
病理検査の結果、ステージ0、すべて非浸潤性乳管癌で、病変は最大で6㎜、乳頭の皮膚の近くにまで癌が点在していた、とのことでした。
母も、精神的に徐々に立ち直りつつありますが、まだ精神的なサポートも必要なようです。
今度は、私もちゃんと検診しようと思うので、先生のところに検診に伺いますのでよろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

検診が必要でしょうか

初めて投稿させて頂きます。
36歳、出産は三度経験しています。
2、3ヶ月前から時々右胸の辺りや右脇の辺りがズキズキと痛むことがあります。しこりは感じられません。
下の子は三歳過ぎですが7ヶ月前まで寝るときだけ授乳(母乳はほとんど出ていませんが)していました。
検診は授乳終了後1年空けてからと聞きますが直ぐに検診ができますでしょうか?

 ご投稿有難うごいざいます。
 検診は何か気になることがあるから受けるものではございません。つまり、年1回の検診は受けるべきです。
 授乳の問題は仕方ないので、受けても良いかもしれません。

お返事ありがとうございました。
近々検診を受けてみます。

 ご丁寧なお返事有難うございます。