乳がん検診結果について
 ご投稿有難うございます。
 マンモグラフィでは、乳頭から周囲に広がる乳腺構造が扇のような方向性を持って描出されます。マンモグラフィでは乳房を伸展して撮影するが、乳癌や瘢痕など、伸展性が障害される病変では、乳腺がゆがんで描出されます。これを構築の乱れと言います。構築の乱れの内、明らかに手術瘢痕によると断定できる場合のほかは癌が否定できず、精密検査が必要です。構築の乱れを呈する病変は濃度の変化が認められないものもあり、また、病変が塊を呈さない種類のこともあるため、診断が難しいものがあります。鑑別すべき疾患として、浸潤性小葉癌、硬癌、非浸潤性乳管癌、放射線瘢痕あるいは複雑型硬化性病変、硬化性腺症、炎症瘢痕、手術瘢痕などが挙げられます。 
 多くの場合は乳癌の所見と考えて下さい。
        
毎年1回健診を受けています。平成24年の結果が届いていて、超音波エコーは引っかからなかったのですが、マンモグラフィーで引っ掛かりました。
その検査結果内容は、乳腺散在〜不均一高濃度あり。
右側中部構築の乱れあり。前回に比べ陰茎の変化あり。右カテゴリー3.左は1でした。と記載されていました。
右側の異常なのでしょうか?意味がわかりません。どういうことでしょうか?教えてください。
また、今後どのような精密検査が望ましいでしょうか?ご教授ください。