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診断がつかない場合

初めての投稿です。宜しくお願い致します。

昨年11月、会社の健康診断でおこなったエコーに黒い●が見つかり、
紹介状が送られてきました。
右乳首の下にしこりがあります。1.5cmです。
すぐに長期出張だったのですが不安で仕事が手につかず、出張先の乳腺外科に駆け込みました。
マンモグラフィでは全く異常なし、エコーはしこりがあるあたりがモヤっとしている、とのことでした。
黒い影っぽいものが確かにモヤっと写っていました。
健康診断のエコー写真とは写り方がかなり違っていて驚きました。
こういうことはあるのでしょうか?
先生は、健康診断のエコーを見ると癌だと思うが、
うちのエコーではそうでもない、良性悪性の確率は半々とのことでした。

出張先のため精密検査が出来ず、地元の都内の症例数が一番多いA病院を勧められ、先日精密検査を受けました。
こちらでもマンモグラフィは異常なし、エコーはモヤっとしている、でした。
おそらく乳腺症だろうとの説明を受けつつ、画像では白黒つかないため細胞診を受けました。結果は不適合でした。
触診でしこりは確認出来ても、エコーではモヤっとしているので細胞が取れていないとのことでした。こういうことはあるのでしょうか?
半年様子を見るか針生検に進むか、どちらでもいいと言われ、私は白黒着けたいので針生検を選びましたが、先生ならどう判断されますか?
しこりは確かにあるのに、マンモグラフィにも写らないエコーにもはっきり写らないことなどあるのでしょうか?上記のどちらも名はある病院なのですが、
技師の技術不足であったりもするのでしょうか?

長文乱文申し訳ありません。

 ご投稿有難うございます。
 健康診断のエコー写真とは写り方がかなり違っていて驚きました。こういうことはあるのでしょうか?
 当然です。健康診断のエコーは簡易的なエコーで検査してます。
 細胞診の結果不適合は採取出来てない事を意味しています。稀にあります。しかし、触診でしこりは確認出来ても、エコーではモヤっとしているので細胞が取れていないと言うのは全く嘘です。
 針生検の進むのは、適切な順序です。
 マンモグラフィにも写らないエコーにもはっきり写らないことはありません。写らないなら病変はないのです。
 名の通った病院が素晴らしいと勘違いされてます。病院ではなく、診療は医師が行う者です。優秀な医師じゃなければ、どの病院も同じです。また、名の通った病院ではなく、手術件数が多いだけの病院ではないのでしょうか。そういう病院は乳癌と診断が付いた方が手術を受ける為の病院です。検査をメインとしてません。つまり、その程度の検査機器しかないだろうし、優秀な診断医がいるわけでもないんじゃないですか。日本で診断が正確で技術が優れる医師は数える程度しか居ないです。しかも、医療機器が最上級をそろえる施設がどれ程少ないかご存じないようですね。
 今日もある施設で10日前にエコーで正常と言われ、当院である程度の大きさがある簡単に発見可能な乳癌の方が居られました。今年に入って何人か同じようなケースが既にあります。これが、この分野の現実です。
 じゃ、症例数が多い所が、手術や治療が素晴らしいと言う事もあり得ません。症例数が多ければ、医師も多いので分散されます。結局ある程度の数で治療医が限られている所の方がクオリティーは上になります。症例数が多い病院が適切な診療をされていたら、欧米並みに乳癌の生存率は日本も上がるじゃないですか。

ご返信ありがとうございます。
ご返信頂いてからいろいろと考えていました。
病院選びに関しては本当に無知でした。

針生検(バコラ生検)の結果が最終結果だと思うのですが、
バコラ生検でも白黒つかないのではないかと不安です。
バコラ生検をやってしまうとしこりの形が崩れ、
毎年の検診時に影響が出ることはありませんか?
取り返しのつかないことになるのではと不安になりました。

また今の病院はマンモトーム生検も出来る病院です。
推奨する紙が壁に貼ってあったりするのですが、
私はバコラ生検です。
マンモトームだとばかり思っていました。
ステレオガイド下とエコーガイド下と二種類あるようですが、
私の場合はマンモトームには不向きということなのでしょうか?
先生でもバコラ生検を選ばれますか?

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 ご指摘のように検診を受けると精密検査にされると思います。
 バコラとマンモトームは基本的にはよく似たものです。どちらでも然程変わりません。私はバコラは、マンモトームに劣る点があるので、使用しません。バコラはスタッフの準備が簡単なので、単に使っただけでしょう。

ご返信ありがとうございます。

検診が明日に迫っているため焦っています。
マンモトームに変更してもらうか、
またはキャンセルして貴院で検診を一から受け直すか、
自分の中では二択です。

もし貴院で検診を受けたい場合は
今の病院の紹介状などが必要になるのでしょうか?

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 貴女は、今検診を受けてるのではありません。診察及び検査をしているのです。検診では既に精密検査とされている方でもう検診受診の適応はありません。常識のある内容を今後はご投稿下さい。

ご返信ありがとうございます。
そしてご指摘ありがとうございます。
マンモトーム受けてきます。
いろいろと勉強になりました。
ありがとうございました!

 ご丁寧なお返事有難うございます。

のう胞について。

私は21歳なのですが、先日乳腺外科で乳がん検診を受けたところ、のう胞があります、といわれましたが、特に問題はないということでした。
のう胞という言葉を今まで聞いたことがなかったので、とても心配になりました。
先生には1年後にまた来てくださいといわれました。
ネットなどを見ていても、水が溜まったものだから大丈夫と書いてあるものや、のう胞ができやすい体質の人は乳がんになりやすいなど、さまざまなことが書いてあり、不安になるばかりです。

のう胞は心配するべきものなのでしょうか。

 ご投稿有難うごいざいます。
 のう胞は乳腺症の一つとしてしばしば認められます。組織学的には乳管の嚢状の拡張からなる病変です。1cm位になると触診でも触れます。好発年齢は35〜45歳で、乳腺疾患の約30〜50%程度を占めます。多発する方が15%居ます。
 のう胞内には黄色や黄白色の液状成分認めます。血液の貯留の場合もありますが、その際にはのう胞内乳頭腫(良性)やのう胞内乳癌が疑われる所見です。その際は吸引細胞診を施行し、確定診断が出ない場合は、マンモトーム生検や外科生検へと進みます。
 この他に鑑別を要する物は、充実腺管癌、粘液癌、髄様癌があり、誤診されることがあります。特に、マンモグラフィーでは鑑別困難な為、乳腺エコー検査は必須です。確率は低いですが、悪性リンパ腫と間違われることもあります。
 緊満感や疼痛がある場合は、穿刺吸引により症状は軽減致します。1〜2回再吸引を施行すると消失する事が多いです。
 多くののう胞はエコー画像で良性と判断出来、年に1回の乳がん検診程度で問題はありません。

充実性腫瘤

はじめまして。
45歳、既婚者です。

毎年、冬にエコー、春に視触診検査。2年に一度マンモクラフィーをしています。
乳腺症になったことはありますが、ここ数年は問題ありませんでした。
去年の12月の検診(エコーのみ)の結果が先週届きました。
右乳房下外側、乳腺腫瘤疑(充実性腫瘤)と書かれてあり精密検査を受診するよう紹介状まで入っていました。
毎日触ってみるのですが、しこりらしきものは分かりません。エコー中、検査をしてくださる方が「これで今まで何も言われたことありませんか?」と言っていたのを思い出し不安でいっぱいです。

来週には、病院に行くつもりですが恐怖が頭から離れずメールさせて頂きました。
宜しくお願いいたします。


 ご投稿有難うございます。
 腫瘤=しこりは、基本的に最低でも1cm以上直径がないと触診では触れません。特に乳癌は触診では振れにくいです。だから、エビデンスで自己触診に意味がないとされてます。
 また、エコーをした人の話からはそんなに小さいものではないと思います。

お返事ありがとうございます。

毎年、しっかり検診をしているつもりなのですが、急に比較的大きなしこりが見つかるということは、あるのでしょう?昨年、8月にしたマンモグラフィも問題ありませんでした。
お忙しい中恐れいりますが、宜しくお願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 『毎年、冬にエコー、春に視触診検査。2年に一度マンモクラフィーをしています。』これがしっかり検診を受けたつもりですか?冗談は辞めて下さい。検診と言うのは、視触診検査無駄、エコーとマンモグラフィを年1回同時にやり、それを総合評価して99%の診断です。マンモグラフィは70〜80%の病変しか診断できません。しかも結果が後から届くような集団検診施設で行った検診がどれだけ質が低いかご存じないようですね。こんな事をしてたら、乳癌で死にます。私は日々こんな検診で見落とされ、結局手遅れな方を見てます。認識不足です。
 尚、急に大きく見つかる乳癌も1%はありますが、稀です。そのような乳癌は遺伝性のものが多く殆どの方が亡くなります。

お返事をありがとうございます。

本当に認識不足で、先生の文章が身にしみます。
こんな、不安な日々を送るくらいなら、毎年乳腺外科の検診をきちんと受けようと決めました。

まずは、病院で精密検査を受けてきます。
ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

マンモグラフィーの害について

両胸を乳がんで切除した60歳母(45歳で発症、母の叔母も乳がんで他界)をもつ37歳女性です。
先ほどネットで、乳がんの遺伝リスクの高い女性が20代にマンモを受けると、余計にリスクが上がる、という記事を読み、びっくりしています。
以下の記事です。
http://blog.livedoor.jp/science_q/archives/1670992.html

私は遺伝子検査はしていませんが、リスクは高いのではと思うので、29歳からほぼ毎年一回、エコーとマンモグラフィーを受けています。
これから40歳まではエコーだけのほうがいいのでしょうか?
先生のお考えをお聞かせいただけたらと思います。

 ご投稿有難うございます。
 ガイドラインには、遺伝性の乳癌を疑う家系は、25歳からマンモグラフィ+エコー検査を年1回必須とされてます。マンモグラフィは微量の放射線と言え、リスクはあります。年1回10万人受ければ86人が乳癌になり、10人その癌で亡くなったと言うデータがあります。それ程の確率しかないので、それよりも乳癌が発見されずに亡くなる方の確率が高いと言う事でメリットがデメリットを上回るので行われてるのです。しかし、これを半年に1度行うとメリットよりデメリットが高くなるので行わないのです。
 また、遺伝性の乳癌は悪質で悪性度が高い特徴があります。つまり、発見が遅れると亡くなると言う特性があります。同じサイズで発見されても、家族性乳癌は遥かに危険度が高い物です。
 私に限らず、専門家はエビデンスに基づいた検診を常に行っているのです。
 尚、貴方が見た内容の最後を良く読んで下さい。たった30人のデータです。それでは前向き試験とは言えません。このデータ自体が信憑性がないとPijpe氏らも言ってます。また、このサイトを記載した方も同じ事を言ってます。情報を見るなら最後までしっかりと読みましょう。特に、貴方のようなリスクの高い方は正しい情報を得る事が大切です。上辺だけを見ても何も理解してないのと同じです。その違った理解が生死を分けます。

お忙しい中、丁寧なお返事ありがとうございます。
いい加減な記事に惑わされた自分が恥ずかしいです。
これからも年一回の受診を欠かさないようにしたいと思います。
しかし遺伝は怖いですね。私にも二人の娘がいるので、自分が遺伝子変異をしていないことを祈るばかりです。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

ありがとうございました。

先日、アポクリン嚢胞について親切に教えてくださいましてありがとうございました。

もっと早くお礼を申し上げたかったのですが、
インターネットが繋がらなくて遅くなってしまいました。

本当に有難うございました。
とても感謝しています。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

マンモトーム検査

以前にもご相談させて頂いています。
針生検では乳腺症との診断でしたが超音波との画像診断と一致しないのかマンモトーム検査とMRI検査をする
事になりました。

しこりの大きさは3センチで血流豊富のようです。
乳がんだとすると、しこりの大きさからみてステージⅡaになるのでしょうか。

針生検とマンモトーム両方するということは医師は癌である可能性が大きいと思われてるのでしょうか?
また、針をさすことで浸潤癌になるようなことはありますでしょうか?

お忙しい所申し訳ございません。

 ご投稿有難うございます。
 3cmの腫瘍に針生検で病理診断ができなかったということは常識的にありません。このサイズでマンモトームを行うということは異常な過剰検査となります。このサイズでのマンモトーム生検は適応外です。微少病変で針生検で診断が出来ないので、マンモトームを行うことはあります。針を刺して浸潤癌になるのではなく、3cmなら既に浸潤癌です。当然StageⅡa以上の診断になります。完全な進行癌です。これが乳癌なら最初から乳癌なので、今まで乳癌の成長を指を加えてくわえて経過観察をしていたことになります。
 また、何の為にMRIをするのかもよく分かりません。
 残念ながら、貴女の受診の都内有名S病院は最低レベルの施設だと思います。

ありがとうございました

先週木曜日15時半〜子連れで貴院にて初めてPBC検診を受けた者です。

毎年、主人の会社での検診を受けており、幸い何事も無く今まできました。
先日、乳房の痛み、しこりのようなものが触れたりすることがあり、ネットで検索していた際にこちらの掲示板にたどり着きました。
どの病院でもいい、専門医ならどんな医師でもよい、というわけではない事実を知りとても恐ろしくなりました。
掲示板でも富永先生の的を得たご回答を拝見し受診を決めました。
素人の私達は、結果が「異常なし」でも、だらだらとあなたは○○な傾向がある、○○なりやすいなどと言われるととても不安になるものです。
富永先生は余分な事はおっしゃらない、だからこそ、間違いない診断をされている証拠だと感じました。
実際にお会いし、とても良い先生に出会えたなと安心して帰宅しました。
今後、不幸にも乳がんが見つかったとしても、富永先生なら初期段階で診断下さるに違いないと信じています。
私の持病は乳がんになる人が多いと教えていただきましたので、毎年検診を受けようと思っています。
本当にありがとうございました。


 当院をご利用頂き有難うございます。
 良性や年齢的な変化の意味のない説明をだらだらしても、勘違いを起こすことが多いので、要点のみをお伝えしてます。当院は白黒を明確にすることが今後の検診の受け方につながると考えてます。長い説明をする医者は丁寧そうに見え、実は多くは間違えた時の言い訳や診断の自信の無さです。