PgRとHer2について
  ご投稿有難うございます。
 個人的なご質問にはお答えできないので簡単に一般論のみ記載します。
 HER2陽性の場合は、ルミナルBになります。FISH検査で陰性ならルミナルAです。サブタイプだけで予後の判断はできません。ルミナルAならば、Oncotype DXの検査をされると、予後は簡単に出ます。我々は、HER2は陰性か陽性で鑑別するので、O、2+も陰性なら同じです。悪性度はNG1で見るので、低リスクと判断致します。
 ご不明な点は主治医にご質問されるべきだと思います。
先生、お疲れのところご回答頂きありがとうございます。
厚かましいのですがもう一点、質問文に書いた「早期乳がんでのERは強陽性だがPgRがほぼ陰性の場合のリスク」は一般的にはどの程度のものでしょうか?
どちらか一方でも強陽性ならさほど考えなくてよいのかそれとも重要な予後因子でしょうか?
申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
 ご丁寧なお返事有難うございます。
 PR陰性はPR陽性に比べ、ホルモン療法の効果が低いと考えます。
先生早速のご回答ありがとうございます。
やはりリスクはあるのですね。
気をしっかり持って頑張って行きたいと思います。
またこうしたご相談やアドバイスをお願いしたい場合にセカンドオピニオンをお願いしても応じていただけますか?
患者としては治療法や方針の選択だけでなく主治医以外の信頼できる専門家に気になることを気兼ねなく質問・相談できる機会が欲しいのですがこういう形ではセカンドオピニオンはダメでしょうか?
 ご丁寧なお返事有難うございます。
 まさしくこれがセカンドオピニオンです。全ての結果が揃ってから、行うのがベストです。お近くなら、リボンロゼ田中完児乳腺クリニックで行われても、同じですよ。
先生暖かいお言葉どうもありがとうございました。
いざという時にお世話になれる場があるとわかってとても安心に思います。
患者は厳しい状況ならそれなりに、また根拠のある安心できる要素があればそれを教えてもらうことで前向きになれることもあると痛感しています。
私にとって一番嫌なのは漠然とした思いや想像です。
その節にはどうぞよろしくお願いいたします。
ご丁寧なお返事有難うございます。
        
はじめまして、先月乳がんの温存手術を受けた58歳の者です。
先生の皆さんへのコメントをいつも拝見し参考にさせて頂いています。
このたび手術後の病理結果が出ました。
1㎝の乳頭腺管癌、リンパ転移も脈管侵襲もなし、断端陰性、NG1、ER3+、Ki-67も3%以下の低値で良かったのですが、2点心配なことがあります。
PgRがほぼなし・Her2が2+で再検査の2点です。
PgRが陰性の場合ホルモン療法の効果が少ない、との記述を読みました。
またHer2発現は予後が悪いのですよね。
こうしたことを病結果説明の時に担当の先生にお伺いしたのですが流されたというか明確にお答え頂けなかったので不安です。
特におかしな聞き方をしたつもりはなく、今の状態はルミナルBの可能性大ですが、
一般的にルミナルAと比べてどのくらい予後が悪いのかなと思って聞きました。
ルミナルAはERかPgRいずれか一方が+でも適応ですし、もしHer2が再検査で陰性ならルミナルAとなるのか、一旦2+と出た以上はBのままなのか、などですがこれはおかしな質問だったでしょうか?(もしおかしな質問ならここでお聞きしている時点で申し訳ありません)
貴重な診察時間で無駄な質問はしないように要点をメモに箇条書きにしていったりしていますが、担当の先生は良い方なのですがお言葉が少なくあまりお答えも頂けず診察が終わってしまいます。
こちらでは私の場合で、という質問はダメかもしれませんが、一般的に腫瘍径が大きくはなくリンパ転移や侵襲のない早期がんでPgRがないというのは予後にどのくらい悪影響のあることなのでしょうか?
またHer2は再検査で陽性ならハーセプチンと化学療法の適用になるかと思いますが、陰性なら放射線とホルモン療法だと思います。
この場合の考え方なのですが、たとえ再検査が陰性でも一旦2+と出ているから0や1+の場合よりはリスクが高いのか、陰性となった以上そこはあまり考えなくてよいのか、いかがでしょうか?
先生のコラム№906で「 FISH法はHER2検査の“reference standard”ともいえる」とあったのでそうなのかと思いました。
いっそ陽性ならハーセプチンという手段がありますが陰性なら中途半端な気がして、かと言って判断材料も何もなく不安で質問させて頂きました。
どうぞよろしくお願い足します。