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ご報告

 大変ご無沙汰しておりますこと、お許しください。

 私は2008年2月に先生に非浸潤乳管ガンを見つけて頂きました。それ以前からあった石灰化を都内有名病院で「経過管理」とされていたのですが、偶然HPで存知上げた先生に乳ガンを確定して頂いた後は、信頼できる今の主治医をご紹介頂き、1か月後には部分切除手術を受けることができました。放射線治療の後には、先生のところで経過管理をさせていただくことも考えていたのですが、1年後に同じ主治医に甲状腺乳頭ガンを見つけてもらい、再度手術。その後は、今の主治医に経過管理して頂いております。

 先生に診断して頂いて丁度、5年が経ちました。今回の経過管理も問題無しとのことでした。

 この5年間を振り返ると、ガンに罹患し手術を複数回受けたにも関わらす、生活面や仕事面でのマイナスは全くありませんでした。この間に完成させたことや、今、新たに取り組んでいる仕事を思うと、あの時点で先生に診断して頂かなかったら、今頃どのようになっていたかと、感謝の言葉もございません。

 もちろん、これからも生活習慣に注意し、経過管理を怠ることなく受けて参ります。本来でしたら、直接お伺いしご報告すべきところではありますが、この掲示板をご覧になっている皆様にも私のような事例をご参考に頂ければと考え、節目の年に掲示板にご報告とお礼を記載させて頂きました。

 先生もお忙しいでしょうが、どうぞご自愛ください。そして、また、ご報告をさせて頂きたいと考えております。ありがとうございました。

 ご丁寧なご報告有難うございます。
 経過順調で私も嬉しく思います。元々、非浸潤癌で発見出来ているので当然治癒しますが、これも非浸潤癌で発見出来た事が全てだと思います。ご紹介させて頂いた先生も、当然私が絶対と言える信頼を持っている先生です。適当に紹介しているのではないとご理解頂いたと思います。おそらくその結果、偶然甲状腺乳頭癌も発見できたのでしょう。全てが良い結果に進んでいる方ではないかと思います。この幸運を生かして、今後もお過ごし下さい。

対側再発?

はじめまして。
丁度3年前に非浸潤ガンにて左乳部分切除をいたし、その後放射線とホルモン剤(タスオミン)を飲んでおります。3年の定期健診の結果、超音波で左の乳に「乳管の中にぽちっとしたものが写ってます」と言われ、大きさは4mmとのことで、経過観察で半年後に超音波を受けましょう、と言われました。再発したのではないかととても心配です。半年後の検査までほおっておいて大丈夫でしょうか?もし、これがガンだった場合でも
早めに処置をすれば悲観することはないでしょうか?
とにかく再発となるととても心配で不安で何も手に付かない状態です。先生よろしくご回答お願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 健側への乳がんは再発ではなく、異時性両側乳がんとなります。この場合は、初回の乳がんとは少し話が違うのである程度の早期がんで見つければよいので、半年後で問題ないでしょう。ただ両側乳がんは予後が比較的悪いので、今後転移が出現する可能性もあります。

お忙しい中、ご丁寧にご返信ありがとうございました。
半年後でも大丈夫とのこと、近く、他の病院でも見てもらった方がよいのかな、と考えてました。
先生、これが良性のものでガンではないという可能性もあるのでしょうか?
何度もすみません。よろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 良性と判断しているから半年後に経過観察になったと思います。

お忙しい中、何度もありがとうございました。
あまりクヨクヨ考えずに、半年後の再検査を待とうと思います。また何かあれば、先生にご相談させていただきます。
ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

マンモでの白い丸

40歳、初産34歳、2人目を2011年夏(38歳)に出産している者です。33歳の時初めて乳がん検診を受け、超音波で「左AB領域に嚢胞」で要精密検査、マンモグラフィーで「癌を疑わせるものはありません」でした。それ以降2010年まで毎年超音波検査を受け、毎回上記の嚢胞の指摘のみで精密検査は必要とされませんでした。

おととしの妊娠・出産を挟み、先月3年ぶりに乳がん検診を受けました。
市の健診で触診とマンモグラフィーを受けたところ、マンモで白い丸が写っていました。触診はその場で異常なし、マンモグラフィーの結果説明で先生は「ここに白い丸がありますが、もう一枚を見ると、(形から←言葉は違ったと思いますが失念してしまい、このような意味と記憶しています)リンパ腺だと思います。これで今回はいいでしょう。」とのことで、結果表では「異常なし」になっています。その場では安心して帰りましたが、再検査や超音波検査、精密検査などしなくても大丈夫なのか心配になりました。

写真は4枚あり、左から2枚は横から撮影したもので、左は乳首が左、右の写真は右にきていました。その後2枚の写真は上下から挟んで撮ったものだと思います。白い丸は一番左の写真の乳房の上方にはっきり見えました。左から三枚目の写真(先生がその写真からリンパ腺だと思うとおっしゃったもの)では私にはよくわかりませんでした。

リンパ腺はこのように写ることがあるのでしょうか?リンパ腺ということで安心して大丈夫でしょうか?超音波検査等さらに調べてもらう必要はないでしょうか?

いろいろ見ていると、素人目には似たような白丸が癌というものもあり、年配の乳腺外科専門の先生に診ていただいたので大丈夫と思いながらも、やはり気になってしかたながいので質問させていただきました。



 ご投稿有難うございます。
 通常リンパ節はこのように描出されます。リンパ節と判断されたならそれで問題はないでしょう。

お忙しい中早いお返事、大変感謝しております。おかげ様で安心することができました。ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

乳がんの発生について

お忙しいところすみませんがよろしくお願いします。乳がんは何もないきれいな状態(例えば乳腺症などがない)でも突然発症することはあるのでしょうか?25歳で出産し、母乳も3年間与えました。当然不妊治療なども行っていません。毎年信頼できる乳腺外科で検診をしていますが、ベルーガクリニックのような超最新のエコーなどはありません。私が住んでいる所でもそういった設備、医師がいればいいのですが、格差があるのが切なくなります。

 ご投稿有難うございます。
 突然と出来るものではないですが、突然発見されると言うものだと思います。乳がんは良性のものから変化するものではないので、何もなくても出来ます。
 乳房は、皮膚にある汗や脂を出す装置と同じ種類のものです。乳管と小葉から構成される10個前後の腺葉から成り立っています。腺葉は独立したもので、乳頭(乳首)には腺葉の数だけ主乳管が開口しています。授乳期には小葉でミルクが作られ、乳管の管の中を流れ、乳頭から分泌される仕組みとなっています。
 乳がんの多くは、この乳管を作っている細胞が癌化して異常に増殖し、その後様々なトラブルを引き起こします。癌化した乳管の細胞は、まずは乳管の中で細胞分裂を繰り返し、ここで細胞が増えます。乳管の中で増えた乳がん細胞は、乳管の壁をつたって連続的に乳管の中を伸びて広がります。これを乳管内進展と言います。この乳管内の広がりのみから構成される乳がんを非浸潤癌と呼びます。これは0期の乳がんで、理論的には全ての乳がんがこの時期を経ています。
 多くの乳がんでは、非常に早期の段階で、乳管内に充満した乳がん細胞が乳管を破り、乳管を支える周囲の間質に漏れ出します。水道管が凍って破裂するのと同じ現象です。この現象を浸潤と呼んでいます。
 間質にはリンパ管や血管が存在し、浸潤した癌細胞はこれらに侵入することができます。浸潤は全身転移の為の道を確保した事になります。また、浸潤した部分では、その場所で雪だるま式に増殖した乳がんがしこり(腫瘤)を形成する為に、乳がんの腫瘍が作られます。病気の進行度を判定するには、乳がんの広がりを含めた全体の大きさではなく、この浸潤部分の大きさが重要となります。
 浸潤した乳がんの細胞は、漏れ出た間質で細胞を増やし、乳腺内でしこりを増大させます。更に進行すると乳腺を取り囲む脂肪組織に及び、その後、隣接する皮膚や筋肉へ直接到達します。この状況を皮膚浸潤・胸筋浸潤と呼び、この場合、病気の進行度はしこりの大きさに無関係にStageⅢ期以上となります。皮膚浸潤が更に進行すると皮膚に乳がんが露出し、肉眼で見えるようになります。胸筋浸潤が進むとしこりの動きは不良となります。手術する場合は、しこりだけではなく周囲の皮膚や筋肉をしこりと一緒に切除しなければなりません。

大変丁寧に教えていただきありがとうございます。勉強になりました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

あと一つだけ質問させてください。浸潤癌は理論的にはすべて非浸潤の段階を経ているとのことですが、増殖力が強いコメド型が浸潤すると乳頭腺管癌になるのですよね?悪性度が高い硬癌は浸潤する前はコメド型なのですか?浸潤する前の充実腺管癌や硬癌はどういうふうに分類されるのかと思いました。前の質問に一つにまとめていなくてすみません。

 非浸潤がんではコメド型が一番問題ですが、それが何になるか分かりません。そもそも、硬癌・乳頭腺管癌・充実腺管癌は日本独特の分類で海外ではないものです。その分類自体が曖昧なものなので、浸潤性乳管癌と一括りで考える方がシンプルで解りやすいと思います。乳管を出ているか、出てないかだけでの判断とお考えください。

ありがとうございます。浸潤しやすいコメド型をいち早く見つけるのがポイントなのですよね。やはり質のいいマンモグラフィー、読影する医師が大事なんですね。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

乳腺症との診断

半年前にマンモとエコーにて5ミリの影あり、針生検にて乳管過形成との診断でした。6カ月の経過観察で再度、先月にエコーを行い、5ミリの影は同様、他にもいくつか微小な影があるとのことで、外科生検ですべてを取ってもらいました。結果、乳管過形成でした。
今後は1年おきの検査だそうです。
今後、乳がんになる可能性は高いでしょうか?
良性疾患の既往があるとリスクが上がると聞いたことがあります。
宜しくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 乳管過形成とは乳腺症の一つの所見です。何故外科生検をしても何も価値がないでしょう。しかも、乳腺症が乳がんになる事はありません。ただ、今後乳がん合併のリスクが若干上がる程度の事です。

ご回答有難うございます。
やらなくても良い処置をやってしまった感じです・・・。
今後も検診を怠らないようにしていきます。
有難うございました。

ご丁寧なお返事有難うございます。

再度質問させていただきます。
主治医が乳管過形成と乳がんは鑑別がとても難しいと仰っていました。今回の確定診断が誤診の可能性もあるのでしょうか?そのような例も実際ありますか?
病理の先生のサインは都内N医大病院のT先生でした。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 乳がんと鑑別の難しい異型乳管過形成と勘違いしておられると思いますが、異型乳管過形成と乳管過形成とは全く話が違います。ただの乳管過形成は正常と同等の乳腺症の所見です。誤診については、人の行う診断なのでないとは言えません。

不妊治療について

以前から乳腺繊維腺腫があり経過観察中です。二年くらい前に不妊治療を受けているのでリスクがあるのは分かってはいるのですが、不妊治療中にできた繊維腺腫がある場合はその繊維腺腫に対しては更に注意が必要なんでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 線維腺腫自体は、問題ないです。

何度も申し訳ありませんがやはりちょっと腑に落ちなくて。以前質問させていただいた時は、乳腺症は植物エストロゲンは大丈夫ってことでした。逆に乳がん予防になるからいいと。漢方薬やハーブなどのHPを見るとやはり乳がん、乳腺症の人は使用を控えるとあります。この違いってなんですか?
先程の不妊治療中にできたものについてなんですが、乳腺症の場合はどうなんでしょうか?本当に何度も申し訳ないです。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 そのように記載しているH.Pにその根拠を聞いて下さい。
 乳腺症も同じです。

乳管内乳頭腫の診断について

 こんにちは。よろしくお願いします。
 先日、右胸にしこりを見つけたので乳腺外来を受診したところ、細胞診を行い、乳管内乳頭腫と診断されました。診断にあたっては医師いわく「念のために免疫組織化学検査もした」とのことで、細胞診と免疫組織あわせての診断でした。そのため、次は6か月後の経過観察となりました。
 ただ、ネットで乳管内乳頭腫を調べると乳がんとの識別がもっとも難しい症状とのことで、こちらの掲示板の過去の書き込みでも細胞診だけでは充分でないと先生がおっしゃっているのを見ました。
 
お聞きしたいのは、
①免疫組織化学検査を合わせても不十分だから、やはり組織診もするべきでしょうか?
②その場合、受診した乳腺外来では組織診までしてもらえなさそうなので、貴院で組織診をしていただくことは可能ですか?

 ご投稿有難うございます。
 ①②免疫組織化学検査は組織検査で行うものです。これは細胞診ではないと思います。貴女が細胞診と勘違いされてるのではないでしょうか。主治医に話を聞き直して下さい。

お返事ありがとうございます。
主治医に再度確認してみます。

 ご丁寧なお返事有難うございます。