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要精密検査;局所的非対称性陰影

初めて投稿します。
毎年健康診断では乳がん検診のみ所見があり、たいていエコー検診の結果「乳腺嚢胞」「乳腺症」とのことで要経過観察という結果です。 そのため毎年検診を受けているのですが、先日受けた検診で、初めてマンモグラフィー検査による「局所的非対称陰影」(カテゴリー表記なし)で1ヶ月以内の要精密検査との結果を受け取り不安に思っています。
先生のこれまでのご回答ですと、局所的非対称陰影という診断そのものが不要というご意見のようですが、素人の身からしますと、やはり心配です。 ちなみにエコーでは両乳房に乳腺嚢胞の結果が出ており、こちらは年1回の健診で様子を見るようにとのことです。
とりわけ重大な結果と受け止めなくて大丈夫でしょうか。同じ受診機関で受けることを勧めていらっしゃいますが、私が受診したのは女性向け総合健診センターでした。 乳腺(または乳がん)に特化した病院で受診した方がいいでしょうか?
長くなりましたがご回答いただけると幸いです。

 ご投稿有難うございます。
 エコーで、このような所見があるので、当然マンモグラフィで局所的非対称陰影は出る可能性は高いです。いつもの所で検査を受けるべきです。悪性の可能性はまずありません。エコーで既にのう胞と結果が出ているのに何故精密検査をする必要があるのかが分かりません。この検診は総合判定がされてません。個々の検査の判定のみ記載されているだけです。つまり、完結された検診ではありません。ただ検査をしただけと言うものです。このような乳癌検診は受けても意味がありません。検診はすべての検査の結果を総合判断してこそ、その検診が終わった事になります。最低の乳癌検診だと思います。次回からは違う施設で検診をお受けになる事をお勧め致します。現在の日本の乳癌検診は相当レベルが低いです。専門施設で行う自費検診を受けになるのが一番安心です。

早速のご返信ありがとうございました。
先生の「完結された検診ではない」を読んで合点がいきました。というのも、局所的非対称陰影をネットで調べていて、要精密検査の場合はエコーをとるとあり、私の場合すでにエコーの結果が出ているのにどういうことだろうと疑問だったからです。 ありがとうございます。
別機関で受診しようと思いますが、幸いこれまで至って健康だったため、かかりつけ医がなく、医療機関の知識もありません。 受診するとしたら、婦人科、乳腺科、もしくはその他の専門機関、どこが適していますでしょうか?
何度も申し訳ありませんが、ご回答いただけますと幸いです。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 乳腺外科です。

センチネルリンパ生検

乳癌診療ガイドライン
「術前診断が非浸潤性乳管癌の患者にセンチネルリンパ生検を勧められるか?」
を読んでいてわからないことがありまして、お教え頂ければ幸いです。

1)センチネルリンパ節に癌があれば、その時点でそれは非浸潤性乳管癌とはいわない、という認識でOKですか?
(乳管から癌が飛び出し、胸の中の血管やリンパ菅に癌が染み込んで=脈管侵襲、癌がリンパ菅にのって最初に流れついた所がセンチネルリンパ節なのですよね?脈管侵襲してたら浸潤癌ですよね?)

2)センチネルリンパ生検は、術前診断が非浸潤性乳管癌でその広がりが5ミリだろうと、胸全域だろうと、いずれにもした方が良いものなのでしょうか?

3)「二期的センチネルリンパ生検の施工が困難な場合」というのは一度でも手術した胸ですか?それとも放射線治療をした胸のことですか?

4)「診断と治療を兼ねた切除生検後に非浸潤性乳管癌と診断された患者にはセンチネルリンパ生検すべきでない」とあるのはなぜですか?
(1)の答えとリンクするかもしれませんが)
またこれが推奨グレードDなのもなぜですか?

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
1)リンパ節転移があるから、浸潤癌ではなく、リンパ節転移があれば、針生検などの一部で診断しているので非浸潤と診断されただけで、本当は浸潤癌であるからです。
2)議論の分かれる所です。
3)例えば、部分切除後に乳房切除術が施行される患者を指します。
4)腋窩リンパ節転移頻度はおよそ2%と低く,多くが微小転移である。また、非浸潤性乳管癌または微小浸潤を伴う非浸潤性乳管癌において腋窩リンパ節転移の有無による予後の違いは認められていないので、センチネルリンパ節生検を行っても、特にその結果が役に立つことはないので、施行する価値がないという事です。

お返事ありがとうございます。
先生のお返事に対する質問と、すみませんが、また新たに他の質問もさせて下さい。

■センチネルリンパ生検/先生のお返事
1)「針生検で非浸潤と診断されただけで、本当は浸潤癌」について
•では術後の病理診断が非浸潤ならば、理論上はリンパ節に転移してないということですよね?

2)非浸潤すべてにSNBするか議論が分かれるについて
•先生の個人的な見解としてはどう思われますか?

3)「非浸潤癌の腋窩リンパ節転移は2%と低く、多くは微小転移で…腋窩リンパ節転移による予後の違いはない」について
•リンパに転移してたら全身に癌がまわり遠隔転移する可能性→遠隔転移したら癌の根治不可能、ですよね?なのになぜ予後の違いがないのでしょうか?


■乳癌診療ガイドライン/薬物療法
「非浸潤性乳管癌に対する乳房温存手術後に内分泌療法は勧められるか?→ホルモン受容体陽性にはタモキシフェン5年投与を考慮しても」に関して
1)ER、PgRが陽性でも何%以上だととかいう目安はありますか?

2)ホルモン療法のデメリットとして、卵巣癌や子宮内膜癌のリスクがあると思いますが、
•ホルモン療法した人の何%が卵巣癌や子宮癌になりますか?
•ホルモン療法しなかった人の何%が乳癌の局所再発、乳癌の遠隔転移を起こしますか?


■乳房診療ガイドライン/放射線療法
「乳房温存後の照射野としては全乳房照射が強く勧められる」の本文のカナダ•イギリス式に関して
1)日本やフランス式に比べると総線量が低いようですが、そのことにより再発リスクは高まりますか?また、カナダ•イギリス式は標準治療ですか?


■先生が過去に掲示板でコメントされていたことで質問
1)術後のセンチネルリンパ生検は正確な診断が出来ないので、出来ないことはないが、意味がない」について
•例えば初発時にセンチネルリンパ生検なし•温存手術•放射線したとして、数年後に手術した胸に癌が局所再発した場合、遠隔転移している可能性を調べる方法はないということでしょうか?

2)病期ステージよりも核グレードにより治療法を決定することが大切について
•非浸潤癌では術後病理診断でも核グレードは調べないようですが、術後の治療法決定に関係ないのでしょうか?

3)非浸潤ではコメド型が一番問題について
•コメド型であることはどのように調べられるのですか?


以上、よろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
■センチネルリンパ生検/先生のお返事
1)そうです。
2)掲示板では、私の意見ではお答え致しません。
3)微少転移は、術後に薬物コントロールされるからです。例えば、浸潤癌で腋窩リンパ節転移が1〜2個なら廓清する必要はなく、薬物コントロールで十分消失する事が分かってますが、その方針を取れる勇気のなる乳腺外科医が国内に居ないだけです。
■乳癌診療ガイドライン/薬物療法
1)ありません。現在は陽性ならすべてです。
2)タモキシフェン5年で0.2%の子宮体癌死亡が生じます。タモキスフェンによる子宮体癌のリスク増加はATLASのデータでは10年でもfollowに伴う相加的な推移のみで、予想されたほどリスク上昇はなかったです。発症率は分かりません。卵巣がんは無関係で増えません。
 再発を起こす人のベースラインリスクは患者さんの腫瘍径やリンパ節転移状況で異なりますので、再発減少率でいうと 閉経前で40%、閉経後で56%減少と考えられます。EBCTCGあるいはAdjuvat online!で解ります。しかし温存乳房の再発予防効果は浸潤癌では同側で放射線照射ありでー30%、なしでは対側と同等ー50%です。
■乳房診療ガイドライン/放射線療法
1)以前のカナダの3Gyのレジメは有効性に有意差無しで、副作用として皮膚障害が悪化しましたが、忍容性は有ると言うことで今回のST-BCCではコンセンサスになるかも知れません。背景が違い、線量を変えたランダム化試験は実施出来ませんので一概には言えませんが、現状では40Gy以上では有意差なかったように思います。カナダのMA25は非常に重要な試験で拡大照射が有意に局所再発率を低下させましたが、1つの試験結果だけなので皆慎重です。それを支える科学的根拠にも乏しく一概過剰治療を容認しない意識が歯止めになっていると思います。しかし低リスクでもやはり局所制御率は良いので,本来は無視する試験ではないと思います。若干予定症例数に達しなかった弱みがあると思います。また何故広めにやると良いのか、科学的に証明できていません。尚、国内ではやってないと思いますので、標準ではありません。
■先生が過去に掲示板でコメントされていたことで質問
1)CT、MRI、骨シンチ、PET等の検査で分かります。
2)非浸潤癌はホルモン療法以外の治療はしないので、治療法決定する内容がないです。
3)病理組織検査です。

これ以上の質問は、セカンドオピニオン外来の範囲になるのでこれで最後にして下さい。

たくさん質問してすみませんでした。
お忙しいなか、お教えいただきありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

乳癌のしこりの巨大化

はじめまして。

去年の8月頃左の胸に1㎝位のしこりを見つけました。まさかとは思いましたが何ともないしそのままにしてしまいました。
今年に入りしこりが急激に大きくなり恐かったのですが総合病院の外科で診察をしてもらいました。

マンモとCTとエコーそして胸を切って細胞を調べる検査、触診をしました。
まだくわしい結果は出ていませんがその時は間違いなく乳癌だと思いますとの診断でした。

今しこりは巨大化して左胸半分位になっています。
10㎝以上はあります
硬いです。
大きいためかつっぱる感じで時々痛みます。

乳癌は短期間では大きくならないと何を見ても書いてありますが私のよう半分位で急激に巨大化する
癌もあるのでしょうか?

何度もすいません。

先程のコメントでしこりは硬いと書きましたが…
硬い所と柔らかい所があるように思います。
動きはしないです。

触ると痛い所と痛くない所もあります。

やっぱり癌だとしたらこんなに巨大化するのは末期状態でしょうか?
それから半分でと先程かきましたが半年で10㎝以上でした。

すいませんよろしくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 昨年8月は、ご自身で1cm位と思って居られるだけで、実際はもっと大きかったと思います。しかし、急激に成長しているのは間違いないです。大体、100人に1人位の割合でこのような乳癌があります。末期状態と言うのは転移の検査をしないと言えませんが、このようなタイプは悪性度が高く、予後は悪いのは確かです。貴女の県にはこのような乳癌を得意とする優秀な乳腺外科医が一人居られるので、転移がなければ治る可能性もあるでしょう。

ありがとうございます。

ショックです。

私の住む県に良い先生がいるのですか?

どこの先生か教えてはいただけないでしょうか。

どうかどうかお願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 東北にはこのような症例に対応できる日本のオピニオンリーダーの先生が2名居ます。その一人が貴女の県です。これ以上はお教えできません。

乳がん術後の乳腺炎

先生へ
先日うかがいました。

今回は乳腺炎のことです。
4年前に乳がん手術しました。昨年の11月に乳腺炎になり、抗生剤を飲んで1週間後腫れが治まるようになりました。そして、昨日また同じ症状がでまして休日外来に行き、先生は。多分乳腺炎ですねといわれました。
抗生剤をもらいました。
私は、いま、躁うつと、うつの繰り返し状態で寝不足仕事で、先生もストレスの原因、乳腺炎と乳がんは、関係ないと言ってました。
しかし、インターネットで、繰り返し状態でいると、細胞がんを促すと怖いことがかいてありました(OK web)実際のところを教えて下さい

 ご投稿有難うございます。
 主治医の言われる通り無関係です。

宮永先生

安心しました。
お忙しい中、いつも、ありがとうございます。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

米粒大のしこり

生後2ヵ月半の子供を持つ29歳です。
母乳中心で子育てをしています。昨日、左乳頭の内側、指4本分斜め上に、米粒大のしこりを発見しました。
しこりは、つるっとしていて、押しても痛みは無く、まるで、こんにゃくの下に大豆を置いて触っているような感触です。
突然のことで、乳がんなのではないかと、気が気でありません。これは何なのでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 ミルクでしょう。

乳腺線維腺腫について

初めまして。
現在34歳です。
2011年11月に右胸外側にしこりを感じ、乳腺外科にてエコーを受け、2cmほどの乳腺線維腺腫との判断で、経過観察となり、年に一度エコーを受けております。
昨年夏の検診では大きさに変化は見られませんでしたが、昨日同病院へ再度エコーの検診を受けに行ったところ、2.7cmになっているとのことでした。
しかし、エコー以外に細胞診を行うことはなく、再度経過観察となりました。
帰宅してから色々と調べていたところ、エコーのみの判断で問題ないのか、大きくなってきていることに不安が募ってきました。
線維腺腫との判断を受けたのに実は悪性だったなどという記事を読むと更に不安が募ります。
検査に行った病院は乳腺専門で口コミなどでも評判が良いために受診したのですが、エコーのみで納得せずに細胞診を受けるべきでしょうか?
それともこのまま経過観察で良いのでしょうか?
ちなみに今現在授乳中です。
宜しくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 検査した医師の判断がすべてなので、それに従うのが一般的です。ただ、口コミで病院を選ぶのは、何の根拠もないので危険です。

線維腺腫

1センチのしこり、細胞診で典型的な線維腺腫であると診断されました。娘結節がひとつあり、そちらには針をさしていただいてなく大丈夫なのか伺うと、まだ小さく同じものになるか分からないが、悪性の可能性は低いように仰いました。娘結節有の良性もわりとあるのでしょうか?またこのような場合に、大きい方だけ検査するのが通常でしょうか?1センチのほうは丸い面とひらひらした側面があり、まん丸でなかったのも気になります。

 ご投稿有難うございます。
 大きさで穿刺の有無を決めるのではなく、悪性の可能性の有無で決定します。また、娘結節とは、炎症または腫瘍などで、1つの大きな病巣の周囲でこれを囲むように新しくできた結節病巣を言います。癌や結核病巣の拡大で時々現れる進展過程です。原発の乳癌が無いので、それは娘結節ではありません。

ありがとうございます。感謝です。誰にも言えず悶々としてました。
良性と出た事を信じたいが、小さいのが近くにあるのが、たまたまと思えず、進化した型にみえ不安です。しこりのヒラヒラ部分、ガンでないものもそうなることありますか?

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 そうご説明された診断医にお聞き下さい。