BELUGA CLINIC ベルーガクリニック 乳腺外科
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閉経後の胸の張り

毎年お世話になっております。52歳です。
前回の検査は去年の6月でした。

1年1か月前の生理が最終生理でした。
20日ほど前から、胸の張りを感じるようになり、ややおりものがあるようになりました。
以前生理前に感じていたものを少し軽くした感じです。
先生の所にすぐ受診した方がよろしいでしょうか?
婦人科は受診済みで特に異常なしでした。

 ご投稿有難うございます。
 特に異常がありませんので、6月で十分です。

ありがとうございました。
了解いたしました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

突然現れた大きなしこり

初めて投稿させていただきます。
36歳の主婦(子供1人)です。2月末くらいに胸に母乳が湧いてくるような感覚があり(子供が卒乳して3年近く経ちます)、左の胸が岩みたいにガチガチになりました。胸の大きさが二倍になって、神経痛のような痛みがありました。
一週間くらい経つと全体的な腫れはひいたものの、左胸内側上部中心に殆ど胸半分くらいの大きなしこりのようなものが残りました。内側からチクチク刺すような痛みと熱感もあります。産院の乳腺科でマンモグラフィーとエコーをしてもらいましたが、炎症を起こしたんだろうがはっきりとした原因が分からないので様子を見て下さいと言われました。
その後自宅で冷やし続けたところ、しこりは徐々に小さくなり、今は左胸内側上部にピンポン玉くらいのサイズで存在しますが、まだ少し熱を持ち時折チクチク痛みます。しこりは移動することもあり、しこりのある部分の皮膚が内出血みたいに少し青い気がします。
病院の検査ではっきりした原因が聞けなかったので、一体しこりが何なのか心配です。このまま様子を見れば消失するしこりもあるのでしょうか?しこりは悪いものだと考えられますか?再度病院に行くべきか迷っています。よろしくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 乳腺炎や嚢胞など色々な良性病変が考えられますが、よく分かりません。再度、受診して経過を診てもらって下さい。

返信をいただきありがとうございます。
近いうちに再度受診してみることにします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

漢方について

今日、検診のお知らせはがきが届きました。今年も来月、貴院へ検診に伺います。

1月の流産をきっかけに体調が悪くなり、漢方医から以下の漢方薬を処方されたのですが、乳癌リスクを高めてしまうようなものはありますか?
①人参湯エキス顆粒
②加味逍遙散エキス顆粒
③柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒
また、上記以外の漢方薬の中でピルのようにリスクとなるものがあれば同時に御教示頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 漢方薬は乳癌のリスクになると言うエビデンスはありません。ガイドラインには乳癌治療の方にも容認されてます。

早々の御回答有り難うございます。
漢方薬がリスクになるという根拠はなく、乳癌患者の方も使われるという事は、漢方薬ならば(変な言い方ですが)安心して服用出来るという認識で間違いないでしょうか?

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 その通りです。

御回答ありがとうございます。
安心できるとの事で、きちんと飲み体調を整え再度妊娠にチャレンジしたいと思います。
もう一点お伺いしたいのですが、体調が悪くなった頃から口周りに口角炎などの炎症ができ、ステロイド入りの塗り薬を断続的に塗っています。こういった皮膚へのステロイド剤や目薬などは、使用すると体内に吸収されピルなどのホルモン剤と同じ様に乳癌リスクとなるのでしょうか?それとも内服薬と外用薬は全く別物と考えるものですか?

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 ステロイドは女性ホルモンではありません。全て乳癌とは無関係です。

御回答有り難うございます。
ホルモンの中でも女性ホルモンが乳癌と関係があるのですね。全てのホルモン剤が影響するのかと思っていたので大変勉強になりました。漢方薬の件もありがとうございました。

来月検診に伺います。宜しくお願い致します。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

細胞診classVがマンモ生検では悪性でない、と結果がでました。

母が乳癌の疑いがあります。
良性であることを願い、検索をしていたらたどり着きました。初めてコメントさせていただきます。

3月上旬母が細胞診でclass5と診断されました。
しかしマンモトーム生検を行い、1週間後結果では悪性の疑いなし、と結果がでました。
※造影剤ありのMRI画像ではたしかに
 1cm弱の白い影がみえております。
 部位は左胸の内側(心臓側)のやや上部です。 

結局しこりのある部分だけ1週間後に外来オペで切除する、という結論になっております。外科生検になるのかどうか、聞くのを忘れてしまいました。母は62歳ですので傷や形の変化にはさぼど抵抗はないようです。

細胞診がクラス5で、マンモトーム生検で悪性でないとでるなんて、よほど腕の悪い生検だったのか…と疑っているのですが
息子としては良性であることを祈るばかりです。

こういう細胞診断で良性⇒実際は悪性という症例は良く効きますが、逆の場合も起こりうることなのでしょうか?
また、外科生検をすることでセンチネルリンパ生検ができなくなる可能性もあるのでしょうか?

お忙しいと思いますが、ご回答いただければ幸いです。

 ご投稿有難うございます。
 細胞診は信憑性80%程度の物です。マンモトームによる組織診は正確です。classⅤで良性疾患と言う結果は数は少ないですけど、時々あります。マンモトームで正確に病変が採取されていれば、これで終了で良いでしょう。ただ良性疾患の組織診断が記載されてないので良くわかりませんが、何も病変がなければ採取されてないと言う事になり、外科生検を必要とします。外科生検をしてもセンチネルリンパ節生検は可能です。

迅速なご返信、誠にありがとうございます!

先生の若干の推薦本人の希望もあり、しこり部分だけ切除することを決めました。

外科生検で悪性でないことを後はただ、ただ祈るのみです。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

状況が一転しました。セカンドオピニオンにいきましたら

画像の形を見る限りガンで間違いない、
と断言されました。
マンモ生検ははずしただけだろう、といわれてます。
より検査をすることをすすめられました。。。

ちなみにマンモ生検の記載には
上皮わずか、異質上皮なし、と記載があったようです。
最初の先生からは
生検外したとは思わない、といわれます。

たしかに乳房の内側の真ん中で
生検しずらいかもしれませんが大きさは1.5センチは
あるのに。。。
どちらを信じるべきなのか、、、、
迷っております。

また、乳房の内側にある乳癌はは外側と比べリンパ節転移の可能性は低いものなのでしょうか?

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 僕も上皮わずかならマンモトーム生検で採取できてないのでしょう。1.5cmでマンモトーム生検で採取できない先生、滅多に居ません。普通は、針生検で十分採取可能ですので、マンモトーム生検自体行いません。マンモトームはどんな小さなものでも採取できるので行う検査です。部位は全く関係ないです。穿刺細胞診で採取出来て、マンモトームみたない太い針で外す先生最低です。穿刺細胞診で採取できるなら、普通は針生検を選択するのが常識です。この先生の目的が分かりません。単なる金儲けかと疑います。それで失敗はないでしょうね。残念です。
 尚、腋窩リンパ節転移は癌の位置だけではなく、サイズなどの色々な要因で決まりますので、内側だから転移の可能性が低いというのは嘘です。

いつも迅速なご返答ありがとうございます。
私もマンも生検がヒットしていないのでは?
と疑っていましたので、上皮わずかなら、異質上皮も
見当たらないわけですよね、、、
正直に最初の先生に言ってもらいたかったです。

転移、内側のリスクが変わらないのは残念ですが
より検査を重ね、慎重に治療方針をきめてみます。


このサイトのおかげで心の安定が保たれています。
感謝いたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 やっぱりエコー下でマンモトームやバコラを直ぐに選択する医者はレベル低いでしょう。そこが見分けのポイントでしょう。結構、こういう技術のない乳腺外科医多いんですよね。しかも、検査はがん拠点病院の方が危ないんです。

ありがとうございます。

相談内容の記載ミスで先生を混乱させたら申し訳ないので補足だけですが、
細胞診とマンモ生検は違う先生が行ったようです。
マンモ生検やったのは7年目くらいの先生とのこと。。。。


最後に
このような掲示板で善意で詳細なコメントを
いただけることに感動しました。
私や私の母のように乳癌で悩み苦しんでいる方が
此のサイトのおかげで多く救われてると思います。
ご多忙と存じますが、これからも頑張ってください。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 先生が違っても、検査には手順があります。それを間違うようでは困ります。

質問です。

33歳既婚女性です。子供はいません。
半月程前、左胸に大きくて、よく動き、痛みを伴うしこりがあり、急いでクリニックに行ったところ、エコー検査で、左に3.5センチ、右にも小さいのが二つみつかり、都立病院を紹介していただきました。
当日、先生の触診→別日にマンモ、エコー検査、MRIをやり、最後に細胞診を行ったところ、中身は白濁したどろっとした液体でした。

本日結果がでて、classⅢといわれ、3カ月後にもう一度エコーをしますと言われました。

手術した場合、乳首のすぐ下だから、形が変わるかもといわれました。

3カ月待つか、他の病院で再検査するか、今の病院ですぐに手術して取るか迷っています。

お忙しいところ、申し訳ございませんが
何かアドバイスをいただければ、幸いです。

宜しくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 針生検やマンモトーム生検などの組織検査を行い。正確な組織診断を付ければ解決します。主治医と相談しましょう。

お忙しいところ、お返事ありがとうございました。

現在の主治医は、針生検やマントモーム検査のことは仰っておりませんでした。
過去ログを拝見したところ、3ヶ月では良性でも、悪性でも進行はしないと書かれていましたので、何故3ヶ月後にエコー検査をするのかわかりません。

現在の主治医に針生検やマントモーム検査をお願いしたほうがよいのでしょうか。

宜しくお願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 どうするかは、貴方が主治医とご相談されて決める事です。私は一般的な方針を記載しただけです。

要精密検査;局所的非対称性陰影

初めて投稿します。
毎年健康診断では乳がん検診のみ所見があり、たいていエコー検診の結果「乳腺嚢胞」「乳腺症」とのことで要経過観察という結果です。 そのため毎年検診を受けているのですが、先日受けた検診で、初めてマンモグラフィー検査による「局所的非対称陰影」(カテゴリー表記なし)で1ヶ月以内の要精密検査との結果を受け取り不安に思っています。
先生のこれまでのご回答ですと、局所的非対称陰影という診断そのものが不要というご意見のようですが、素人の身からしますと、やはり心配です。 ちなみにエコーでは両乳房に乳腺嚢胞の結果が出ており、こちらは年1回の健診で様子を見るようにとのことです。
とりわけ重大な結果と受け止めなくて大丈夫でしょうか。同じ受診機関で受けることを勧めていらっしゃいますが、私が受診したのは女性向け総合健診センターでした。 乳腺(または乳がん)に特化した病院で受診した方がいいでしょうか?
長くなりましたがご回答いただけると幸いです。

 ご投稿有難うございます。
 エコーで、このような所見があるので、当然マンモグラフィで局所的非対称陰影は出る可能性は高いです。いつもの所で検査を受けるべきです。悪性の可能性はまずありません。エコーで既にのう胞と結果が出ているのに何故精密検査をする必要があるのかが分かりません。この検診は総合判定がされてません。個々の検査の判定のみ記載されているだけです。つまり、完結された検診ではありません。ただ検査をしただけと言うものです。このような乳癌検診は受けても意味がありません。検診はすべての検査の結果を総合判断してこそ、その検診が終わった事になります。最低の乳癌検診だと思います。次回からは違う施設で検診をお受けになる事をお勧め致します。現在の日本の乳癌検診は相当レベルが低いです。専門施設で行う自費検診を受けになるのが一番安心です。

早速のご返信ありがとうございました。
先生の「完結された検診ではない」を読んで合点がいきました。というのも、局所的非対称陰影をネットで調べていて、要精密検査の場合はエコーをとるとあり、私の場合すでにエコーの結果が出ているのにどういうことだろうと疑問だったからです。 ありがとうございます。
別機関で受診しようと思いますが、幸いこれまで至って健康だったため、かかりつけ医がなく、医療機関の知識もありません。 受診するとしたら、婦人科、乳腺科、もしくはその他の専門機関、どこが適していますでしょうか?
何度も申し訳ありませんが、ご回答いただけますと幸いです。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 乳腺外科です。

センチネルリンパ生検

乳癌診療ガイドライン
「術前診断が非浸潤性乳管癌の患者にセンチネルリンパ生検を勧められるか?」
を読んでいてわからないことがありまして、お教え頂ければ幸いです。

1)センチネルリンパ節に癌があれば、その時点でそれは非浸潤性乳管癌とはいわない、という認識でOKですか?
(乳管から癌が飛び出し、胸の中の血管やリンパ菅に癌が染み込んで=脈管侵襲、癌がリンパ菅にのって最初に流れついた所がセンチネルリンパ節なのですよね?脈管侵襲してたら浸潤癌ですよね?)

2)センチネルリンパ生検は、術前診断が非浸潤性乳管癌でその広がりが5ミリだろうと、胸全域だろうと、いずれにもした方が良いものなのでしょうか?

3)「二期的センチネルリンパ生検の施工が困難な場合」というのは一度でも手術した胸ですか?それとも放射線治療をした胸のことですか?

4)「診断と治療を兼ねた切除生検後に非浸潤性乳管癌と診断された患者にはセンチネルリンパ生検すべきでない」とあるのはなぜですか?
(1)の答えとリンクするかもしれませんが)
またこれが推奨グレードDなのもなぜですか?

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
1)リンパ節転移があるから、浸潤癌ではなく、リンパ節転移があれば、針生検などの一部で診断しているので非浸潤と診断されただけで、本当は浸潤癌であるからです。
2)議論の分かれる所です。
3)例えば、部分切除後に乳房切除術が施行される患者を指します。
4)腋窩リンパ節転移頻度はおよそ2%と低く,多くが微小転移である。また、非浸潤性乳管癌または微小浸潤を伴う非浸潤性乳管癌において腋窩リンパ節転移の有無による予後の違いは認められていないので、センチネルリンパ節生検を行っても、特にその結果が役に立つことはないので、施行する価値がないという事です。

お返事ありがとうございます。
先生のお返事に対する質問と、すみませんが、また新たに他の質問もさせて下さい。

■センチネルリンパ生検/先生のお返事
1)「針生検で非浸潤と診断されただけで、本当は浸潤癌」について
•では術後の病理診断が非浸潤ならば、理論上はリンパ節に転移してないということですよね?

2)非浸潤すべてにSNBするか議論が分かれるについて
•先生の個人的な見解としてはどう思われますか?

3)「非浸潤癌の腋窩リンパ節転移は2%と低く、多くは微小転移で…腋窩リンパ節転移による予後の違いはない」について
•リンパに転移してたら全身に癌がまわり遠隔転移する可能性→遠隔転移したら癌の根治不可能、ですよね?なのになぜ予後の違いがないのでしょうか?


■乳癌診療ガイドライン/薬物療法
「非浸潤性乳管癌に対する乳房温存手術後に内分泌療法は勧められるか?→ホルモン受容体陽性にはタモキシフェン5年投与を考慮しても」に関して
1)ER、PgRが陽性でも何%以上だととかいう目安はありますか?

2)ホルモン療法のデメリットとして、卵巣癌や子宮内膜癌のリスクがあると思いますが、
•ホルモン療法した人の何%が卵巣癌や子宮癌になりますか?
•ホルモン療法しなかった人の何%が乳癌の局所再発、乳癌の遠隔転移を起こしますか?


■乳房診療ガイドライン/放射線療法
「乳房温存後の照射野としては全乳房照射が強く勧められる」の本文のカナダ•イギリス式に関して
1)日本やフランス式に比べると総線量が低いようですが、そのことにより再発リスクは高まりますか?また、カナダ•イギリス式は標準治療ですか?


■先生が過去に掲示板でコメントされていたことで質問
1)術後のセンチネルリンパ生検は正確な診断が出来ないので、出来ないことはないが、意味がない」について
•例えば初発時にセンチネルリンパ生検なし•温存手術•放射線したとして、数年後に手術した胸に癌が局所再発した場合、遠隔転移している可能性を調べる方法はないということでしょうか?

2)病期ステージよりも核グレードにより治療法を決定することが大切について
•非浸潤癌では術後病理診断でも核グレードは調べないようですが、術後の治療法決定に関係ないのでしょうか?

3)非浸潤ではコメド型が一番問題について
•コメド型であることはどのように調べられるのですか?


以上、よろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
■センチネルリンパ生検/先生のお返事
1)そうです。
2)掲示板では、私の意見ではお答え致しません。
3)微少転移は、術後に薬物コントロールされるからです。例えば、浸潤癌で腋窩リンパ節転移が1〜2個なら廓清する必要はなく、薬物コントロールで十分消失する事が分かってますが、その方針を取れる勇気のなる乳腺外科医が国内に居ないだけです。
■乳癌診療ガイドライン/薬物療法
1)ありません。現在は陽性ならすべてです。
2)タモキシフェン5年で0.2%の子宮体癌死亡が生じます。タモキスフェンによる子宮体癌のリスク増加はATLASのデータでは10年でもfollowに伴う相加的な推移のみで、予想されたほどリスク上昇はなかったです。発症率は分かりません。卵巣がんは無関係で増えません。
 再発を起こす人のベースラインリスクは患者さんの腫瘍径やリンパ節転移状況で異なりますので、再発減少率でいうと 閉経前で40%、閉経後で56%減少と考えられます。EBCTCGあるいはAdjuvat online!で解ります。しかし温存乳房の再発予防効果は浸潤癌では同側で放射線照射ありでー30%、なしでは対側と同等ー50%です。
■乳房診療ガイドライン/放射線療法
1)以前のカナダの3Gyのレジメは有効性に有意差無しで、副作用として皮膚障害が悪化しましたが、忍容性は有ると言うことで今回のST-BCCではコンセンサスになるかも知れません。背景が違い、線量を変えたランダム化試験は実施出来ませんので一概には言えませんが、現状では40Gy以上では有意差なかったように思います。カナダのMA25は非常に重要な試験で拡大照射が有意に局所再発率を低下させましたが、1つの試験結果だけなので皆慎重です。それを支える科学的根拠にも乏しく一概過剰治療を容認しない意識が歯止めになっていると思います。しかし低リスクでもやはり局所制御率は良いので,本来は無視する試験ではないと思います。若干予定症例数に達しなかった弱みがあると思います。また何故広めにやると良いのか、科学的に証明できていません。尚、国内ではやってないと思いますので、標準ではありません。
■先生が過去に掲示板でコメントされていたことで質問
1)CT、MRI、骨シンチ、PET等の検査で分かります。
2)非浸潤癌はホルモン療法以外の治療はしないので、治療法決定する内容がないです。
3)病理組織検査です。

これ以上の質問は、セカンドオピニオン外来の範囲になるのでこれで最後にして下さい。

たくさん質問してすみませんでした。
お忙しいなか、お教えいただきありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。