低悪性度の乳がん疑い(異型乳管上皮)
ご投稿ありがとうございます。
手術でも経過観察でもどちらでも良いかと思います。
エビデンスがないので、何とも言えませんが、このタイプの乳癌は将来癌から除外される可能性もある物です。ただ、何らかの影響があった時に、急激に変化することも否定が出来ないので、現在は手術されます。メリット・デメリットも手術で傷ができる以外は、現状よく分からないのが本音です。よく言われる見つけてはいけない癌という物で、これを発見すると手術などの治療を受けると言う不利益が生じ、また放置すると将来進行するかもという不安が生じ、この時点での発見が検診の不利益と言われ、学会でも議論とされる所です。その点を主治医とご相談されると良いかと思います。現状多くの施設はこのC病院と同じその部位だけを切除して病理検査の結果が同じなら、他の治療を施行しないと言うのが殆どだと思います。
御回答ありがとうございました。「見つけてはいけない癌」なのですね。
癌確定ではないのに乳房部分切除手術を受けることは、過剰治療になるのかも…と悩んでいましたが、現状としては手術する場合も多いのですね。
放置すると将来進行するかもという不安を払拭したいので、私は経過観察ではなく手術を受けようと思っています。ただ実際のところ将来進行する確立は低いのかもしれませんね…。そのような数値は出ているのでしょうか?
また、今回手術しても今後別な場所に異型乳管上皮が発生するかもしれませんよね。個人差があると思いますが、異型乳管上皮は多発しやすいものでしょうか?異型乳管上皮の発生を防ぐことなどできるのでしょうか?お忙しいと思いますが、よかったら教えてください。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
ご質問の答えが分かったら、手術すべきか経過観察すべきかが分かります。現段階ではそこが分からないのです。フラットタイプの非浸潤癌は、その結果で将来乳癌ではなくなるかもしれません。尚、80歳代の正常で症状がなく死亡された方を解剖すると3人に1人の割合であったと言うデーターもあります。
御回答ありがとうございました。もう1つお尋ねしてもよいでしょうか。「フラットタイプ」の非浸潤癌は非常に稀であると聞いていたので、最初の組織検査の結果を聞いた時、実は何かの間違いではないかと思っていました。しかしその後のマンモトーム生検の結果でも、病理コンサルト結果でも否定されませんでしたので納得しました。実際に診ていただいたわけではないので、回答しづらいと思いますが、これだけ確認したならば、まず間違いはないですよねぇ…。今更大変失礼な質問だと思いますが、どう思われるか教えてください。よろしくお願いします。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
稀ということはありません。それが、正しいかは分かりません。
何回も御回答いただき本当にありがとうございました。なかなか直接専門家に尋ねる機会がないので、このような掲示板は非常に貴重でありがたいです。今後も何かありましたらお尋ねすると思います。よろしくお願いします。
ご丁寧なお返事有難うございます。
はじめまして。44歳で3人の子ども(小学生)がいます。仕事もフルタイムでしています。
3月に人間ドックで受けたマンモグラフィーの結果がD判定(要精密検査)だったので、4月にA乳腺クリニックを受診しました。(ちなみに触ってわかるようなしこりはありません。)
Aクリニックで組織検査を受けました。結果は「低悪性度の乳がんの疑い」でした。(病理結果のスライドでは、「ちくわ」のように真ん中に空洞がありました。)判断が非常に難しいタイプで、説明の中で「フラット型」という単語もでてきました。また、低悪性度だけれど、乳管内に広がっていれば全摘の場合もあるとも…。ただ、「疑い」なので、大きな病院で検査を受けるように言われ、B病院を紹介してもらいました。
紹介してもらったB病院で、5月にマンモトーム生検・MRI検査を受けました。96%は診断がつくと言われていたのですが、結果は前回と同じで「低悪性度の乳がんの疑い」でした。ちなみに病理検査は同じところに提出されたそうです。マンモトーム生検で怪しい石灰化はすべて取り除いたそうですが、石灰化の周りの上皮が「異型乳管上皮」であると言われました。「異型乳管上皮」は癌ではないけど「前癌病変」とも言われ、今後乳癌になるかもしれないし、ならないかもしれないと。一応「異型乳管上皮」の部分はマンモトーム生検時に取り除き、MRIの結果でも癌の兆候がなかったので経過観察でよいと思うが、本当にこの診断でよいか他の連携しているC病院の医者にもセカンドオピニオンとして尋ね(病理コンサルト)、その結果も踏まえて今後の方針を決定しましょうと言われました。
そして、その結果がわかったのが7月上旬です。C病院の医者は、病理結果の異型乳管上皮の一部が「非浸潤性乳癌」で見られる「ローマの橋(ローマンブリッジ?)」と似ている物があったため、「非浸潤性乳癌」の可能性も考えて今後の方針を決定するとよいのではないかとコメントしてありました。それで、今後の方針としては2つあり、1つは「経過観察」で慎重に診ていく。もう1つは診断と治療を兼ねるため石灰化があった部分(右胸外側上部)を半径2センチ円柱状に切り取る手術をするとのことでした。B病院の医者は、状態がよいのでどちらを選んでもよいが、ずっと診断がつかなくて不安な状態だったので、手術をしてみたらいかがですかと言われました。
癌ではないのに乳房部分切除をすることに抵抗はありますが、万が一癌が潜んでいるのなら今のうちに切除した方がよいのかも…と迷っています。最初にA病院で「このタイプの乳癌は、低悪性度だけど乳管内に広がれば全摘の場合もある」と言われたこともひっかかっています。
まだまだ手のかかる子どもが3人いますし、主人も後々後悔しないために手術したらと言っています。B病院の医者は、切除しても寄せて縫うので見た目もほとんど変わりはなく、傷もそんなに目立たないだろうと言われました。入院も手術の翌々日には退院できると。
今は「経過観察」「手術」どちらを選択しても良い状態にしていますが、私と同じようなケースの場合、どちらを選択することが多いのでしょうか?乳腺医としてはどちらを勧めますか?また手術を受けた場合のデメリットがよくわかりません。(見た目、傷、痛み等)乳癌手術を受けた方は、うつぶせ寝ができなくなった等も聞きますし…。後悔しないためにも手術を受けた場合のメリット・デメリットも教えていただけませんか?よろしくお願いします。