放射線治療後の局所再発について
ご投稿有難うございます。
温存手術後に放射線療法を行う根拠はガイドラインには『5年局所(主に胸壁および所属リンパ節)再発率は照射群で6%,非照射群で23%と前者で大きく減少し,乳癌による15年死亡率もそれぞれ54.7%および60.1%とPMRTにより有意に低下した。また,全死亡率でみても絶対差4.4%となり,有意に改善した。このような放射線療法の局所制御の効果は年齢や腫瘍因子,全身療法の併用に関係なく,一定の割合でみられ,対照群のリスクが高いほど効果的であった。』と記載されます。
放射線治療は焼くことではありません。放射線治療の原理は、放射線のもっているエネルギーによって、細胞の遺伝子つまりDNAを切断して、細胞分裂をできなくすることです。がん細胞というのは、本来正常細胞が持っている細胞分裂をコントロールする機能が失われ、無制限に細胞分裂を繰り返すもので、どこまでも大きく広がり、正常な組織を侵し、やがては生命までも奪います。放射線でがん細胞のDNAを切断して、細胞分裂をおこさなくすれば、がん細胞は新しく生まれ変わることができませんから、時間とともに自然に死んでいって、癌は小さくなっていくのです。当然、DNAの損傷を全てに起こすことできないので局所再発を起こす事もあります。
放射線後にしこりを感じることもあって不思議ではないでしょう。良性の腫瘍も出来て不思議ではありません。
基本的放射線治療の原理を全く勘違いされている質問だと思います。主治医にもう一度自分はどういう事をしたのかお聞きになると良いでしょう。
早々の回答をいただき、ありがとうございます。
先生の指摘通り、放射線治療をうけた身でありながら、まったく勘違いをしておりました。
「放射線治療とは」を、とても丁寧な説明をしていただき、「なるほど、そういうことだったんだ」と今更ながら恥ずかしながらも、すごく勉強になりました。
本当にありがとうございました。
ご丁寧なお返事有難うございます。
意外に説明されてない可能性も否定できませんよね。
お世話になります。
疑問点がでてきた為、先生の考えを教えていただきたく投稿させていただいています。
5年前、乳がん温存手術後に放射線治療をうけた時、1期の場合の再発率は、放射線治療をしない3%から2%に減るという説明を主治医から聞きました。
その時は納得していたのですが、最近、「放射線治療は癌があった乳房全体を照射しているのに、局所再発はなぜおこるのか」疑問に思うようになりました。
放射線治療=細胞も肉?も乳腺も全部焼いているということではないのでしょうか?
それなら、なぜ局所再発はおこるのでしょうか?
私の場合も、放射線治療後に出産しているのですが、わずかですが照射した胸から母乳がでました。
乳腺は焼ききれていないということでしょうか?だとすると、再発率もあがりますか?
また、放射線治療で胸内にケロイドや肉芽ができた場合、数年後でも、照射した胸に触れた際にしこりがあるように感じる(自己触診でしこりと間違える)ことがある、と聞いたのですが、有り得ますでしょうか?
お忙しい中すみませんが、お願いします