非浸潤癌の中の浸潤癌と術後の治療
ご投稿ありがとうございます。
CTはすべての乳癌検査には無効で、検査自体意味がありません。マンモグラフィはそういう見分けをするものではありません。有効な検査はMRIかエコーになります。
抗癌剤をしなくてもと標準治療からは外れません。 T1bN0ですね。Baselineリスクはかなり低いと思います。トリプルネガティブでのKi67の予後マーカーとしての意義は明確ではないですが、7.5%というのはかなり低いので、さらに予後は良好である可能性があります。従って、TNBCに対する抗癌剤の相対リスク低減が同じだとしても、絶対リスクとしてはかなり小さな%の低減効果と思います。抗癌剤したくないという気持ちがあれば、しなくてもいいと思います。抗癌剤の有無には差がないと思います。
尚、何故センチネルリンパ節生検を行い、リンパ節郭清を決定してないのかは残念な手術です。基本的にCT検査をしたり、センチネルを行っていない施設なので、既に標準治療から外れているんじゃないでしょうか。
富永先生、返信ありがとうございました。
エコーでは非浸潤部分しか確認できませんでした。
MRIを受けていれば、浸潤部分が確認でき、治療も違っていたかもしれないのですね。
母がパニック障害のため、主治医があえてMRIではなくCTにしてくれたのですが、MRIを受けさせるべきだったと、自分の勉強不足が悔やまれます。
センチネルリンパ節生検については、非浸潤癌の腫瘤が3.8㎝あった事、エコーとCTでリンパに腫れがある為、郭清すると説明されました。
既に標準治療から外れているのでは…とのお言葉、とても重く受け止めました。
最高の医療を受けるという事は、本当に難しいものなのですね。
今後治療を受けるにあたり、不安材料が残りましたが、前向きに検討します。
ありがとうございました。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
非浸潤で、リンパ節が腫れているからこそ、センチネルリンパ節生検が適応かと思います。
富永先生、もう一点だけ教えて頂けないでしょうか?
核分裂像の病理結果ですが、
Score 1:10視野で5個未満
Score 2:10視野で5−10個
Score 3:10視野で11個以上
と認識しております。
これが病理担当者や病理施設によって変わる事はあり得るのでしょうか?
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
あまり変わりはないかと考えます。
初めて質問させて頂きます。
私の母が非浸潤癌との診断で、8月に左全摘+腋窩リンパ節郭清致しました。
病理結果は導管内進展成分を含めた腫瘍径10cm、浸潤径0.9cm 乳管癌 硬癌 でした。
非浸潤癌に囲まれている浸潤癌のしこりは、マンモでもCTでも見えないのでしょうか?
術前の生検で非浸潤部分はホルモン−、HER2+でしたが、浸潤部分はトリプルネガティブとの結果です。
リンパが腫れていたので穿刺吸引細胞診も受け、検体不適正でリンパ節郭清しましたが、0/18 stage1でした。
今後の治療は浸潤癌に対してハーセプチンもホルモン治療も出来ない為、抗癌剤TC4サイクルをすすめられました。
脈管侵襲 ly0 v0 核グレード Grade3 ki-67 7.5%
母は65歳で抗癌剤の副作用強い不安を抱えています。受ける受けないを決めるよう言われましたが、
TC4サイクルが標準治療であって、受けないと言う事は標準治療からはずれるという事でしょうか?
受けた場合と受けない場合の決定的な違いはありますか?
お忙しい中お手数をお掛けしますが、よろしくお願い致します。