針生検について
ご投稿ありがとうございます。
針生検は癌を明らかに疑うものがあれば、施行する。疑わなければ施行しないのが基本です。『針生検して白黒ハッキリさせても良いですよ』と言うように、気楽に行う検査ではありません。尚、3回も施行して1度も乳癌を診断されない検査は針生検の適応に問題があると思います。もし針生検を今度行う以上は、もし良性なら、どう責任を取ってくれるのか主治医に聞いてから施行しましょう。
巨大乳癌なら相当の圧力をかければ潰れることもあるかもしれませんが、常識的なレベルで触るのでは潰れることはありません。
ここに記載されていることが真実なら医療内容に不信感を明らかに感じます。相当、ヤブな先生だと思います。
早々にご回答頂き、ありがとうございます。
巨大乳がんを相当な圧力でなら潰すこともあり得る…つまり、数ミリくらいに感じたしこりを、少し気にし過ぎて触り過ぎたかなと反省する程度の力であれば、潰して広げてしまうということはないということですよね。今まで意識したことのないしこりで、癌だったら…と急に心配になって触り過ぎてしまった後に受診して、「潰すことも可能」と言われたので本当に怖かったです。
先生のご回答でやっと気持ちが落ち着きました。
こちらで更に勉強しましたが、自己触診にはエビデンスがないとありましたので、これからは触らないようにします。
受診の結果、気になったしこりではなく、違う場所にあるものを指摘されたのですが、約6mmといわれました。私がとても不安がったので、「どうしてもご心配なら針生検ではっきりさせましょうか」ということだったのだと思います。
心配のあまり、良性か悪性かはっきりするのであれば…と悩んだのですが、即決できませんでした。医師は、のう胞の中に濃縮した液体のようなものが溜まっているように見えると言っていました。
質問ですが、この6ミリの所見がもしのう胞であった場合、前回の検診から3,4ヶ月ほどの短期間に新たに発生して、この大きさまでになることはありますか。
明らかに癌を疑う所見とは言われませんでしたが、とても悪性度の高いものであれば、数カ月で大きくなることもあるのかと思うと、そのまま様子を見る自信もなく…。次の検診は予定では6月になっています。
何度も質問して大変恐縮ですが、よろしくお願い致します。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
のう胞は1日でできます。
尚、患者様が心配だからという理由で検査をすること自体不適切医療です。
ご回答ありがとうございました。
のう胞はたった一日で6ミリほどの大きさのものができてもおかしくないのですね。
すみません、もう少し教えて頂きたいのですが、それは濃縮のう胞でも同じでしょうか。
濃縮のう胞はもともと存在したのう胞の液体が古くなり、時間の経過とともに濃縮されて、エコー画像がもやもやしたものに見えるものだと思っていましたが、普通ののう胞同様に短期間で発生することもあり、溜まっている液体の種類が普通ののう胞とは違うということですか。
私は乳腺症で5ミリ以下の小さな所見はたくさんあるそうで、疑いだしたら切りが無いと言われていますが、今回指摘されたものは、以前から同じように存在していたものではなく、形を変えたか、新たにできたものではないかと推察されています。
心配だから検査をするのは間違いということはよく理解できました。
ご回答よろしくお願い致します。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
濃縮のう胞はある程度時間が経過したものが多いと思います。尚、以前から5㎜程度のものが多数あるなら、それでしょう。新しくできたものではありません。悪性のものなら、余計に昔からあるものです。以前の所見から考えると経過観察で十分と言う事になります。
昨日はご回答ありがとうございました。
先生のご回答で少し不安が落ち着きました。
今回初めて右乳房に所見があると言われ、動揺しました。
これまで何度も指摘されてきた左乳房には2センチほどの範囲で乳腺症と診断されているのう胞の集まりがあり、その他にもポツポツ小さい者があるので、自己触診をして大きな変化がないかと意識をしてきました。
ですが、右乳房はこの10年、ずっと2~3ミリの小さなものが多くあるものの問題ない所見だという状況だったので、6ミリという大きさは悪性の可能性も十分あると思ってしまいました。
前回(12月)、前々回(5月)の検診のカルテを医師と一緒に見ましたが、似たような場所に、数ミリの中身が黒く抜けていないもの(むしろグレーや白っぽく見える)ものは確かに何個かありましたが、今回は黒く抜けていて中に白やグレーのものがモヤモヤ浮いているような所見で、エコー画像が明らかに今までと違います。
この4ヶ月ほどの間に、以前からあったものが形や画像上の見た目を変えて、数ミリから6ミリと大きくなって存在しているとしても、それは悪性を疑うことにはなりませんか(質問1)
前回には同じような所見がないということは、新たにできた可能性もああると医師に説明されましたが、新たにできたとすれば、富永先生がおっしゃるように「悪性ならもっと前から存在しているはず」となり、悪性の可能性が低くなるということでしょうか。(質問2)
次の検診が6月なので、そこまでは待つしかないと思っていますが、もし6月にさらに大きくなっていたら、また針生検をすることになるかもしれません。
その場合、医師がそれを悪性だと疑っているから生検するのだと思いますが、結果として良性と出ることもありますよね。悪性を否定する必要がある場合はどうしてもしなければいけない検査だと思うのですが、できるだけしない方が良い検査でもあるのかなと、掲示板での富永先生のご回答を読んでいて感じます。
生検をした場合、どんなデメリットやリスクがあるのでしょうか。(質問3)
私は今まで左乳房は数回それぞれ違う所見を指摘されて生検をしていますが、いずれも良性でした。それは幸いでしたが、同時にリスクを抱えているのですよね。
リスクを軽減したり、無かったことにすることはできないと分かっていますが、知りたいと思っています。
この際、富永先生に診てもらうことはできないのかと思ってしまいますが、やはり紹介状が必要になりますよね。なかなか検診を受ける側としては「ここでは不安なので他のクリニックで検診を受けたい。」と言うことにためらいを感じます。4年ほど前に今のクリニックに移ったのですが、それまで検査を受けていた病院(生検をした病院)は総合病院で癌の患者さんしか受け入れていないということで、今のクリニックを紹介されました。総合病院での検査記録は、お願いすれば出して下さると思うのですが、それだけでは無理でしょうか。(質問4)
何度も申し訳ありません。よろしくお願い致します。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
(1)医師が診た所見が悪性を疑わないなら、それで良いと思います。こんな文章では画像所見は判断できません。常識的な質問をお願い致します。
(2)可能性の話ではないので、同じです。
(3)良性腫瘍なら、急激に増大するデメリットがあります。また、何度も穿刺することは正常な乳腺構造が変化して、今後の画像診断での正確な診断を難しくします。
(4)転院目的の紹介状以外での拝見はしません。それが常識的な患者様の行動です。また、保険診療では二重診療となり、それも問題となります。
ご回答ありがとうございました。
実際に診察して頂いていないのに、画像について細かいことを長々と書いてしまい、お困りになったと思います。申し訳ありませんでした。
富永先生の「相当ヤブ医者」というコメントで、一気に医師の診断に対して大きな疑いを持ってしまいました。このままでは誤診や見逃しをされるかもしれないと焦ってしまい・・・富永先生に診てもらい、坂元先生に病理診断してもらえれば絶対に間違いないと思いました。
東京から遠方であり、受診が可能だとおっしゃって頂いたとしても、精密検査となれば東京に滞在する費用や日数もそれなりにかかりますし、仕事をしているので現実には可能なのかどうか分からない面もあり、悔しいと言いますか、悩ましいと言いますか、なんとも言えない複雑な気持ちでした。
今回の6ミリのものに対して、医師はすぐに検査しましょうとは言いませんでしたし、経過を見ましょうという話だったので、積極的に悪性を疑ってはいないと思いますが、最終的には病理診断でしか確定しないという説明もありました。
ある書物には、乳癌はごく初期の早期発見でなければ完治が難しく、初期の段階から血流にのって全身に広がるとあったので、画像で判断できないのであれば、一刻も早く検査をしてハッキリさせるべきではと焦っていました。
ご迷惑おかけしてすみませんでした。
今まで1年に1回は検診を受け、毎回違う所見ではありましたが「要精密検査」で引っかかり、総合病院で生検をすることを繰り返して、その度に良性で乳腺症という診断でしたので、精密検査後はまた一般の検診に戻るように指示されて来ました。そして現在の、必要とあれば検査もできる乳腺クリニックにたどり着いたのですが、今後も定期的に一般検診と変わらない形で検診を続けていくことになると思います。
やはり富永先生に検診をお願いしたい気持ちがどうしても捨てきれませんので、次回の検診の時期になりましたら、思い切って現在の医師に転院の希望を申し出ようと思います。
きちんと正しい手順を踏み、紹介状等の準備ができましたら予約を入れさせて頂いてもいいでしょうか?
よろしくお願い致します。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
手順を踏んで頂ければ拝見いたします。
富永先生、ご回答ありがとうございました。
次の検診までに正しい手順を踏み、準備したいと思います。
よろしお願いします。
それまでの間は何もすることはできないことになりますが、次回のマンモグラフィー+エコー検査の通常検診は6月の予定ですが、今回指摘された6ミリの所見が、もし癌だとしても、6月まで放置して問題ありませんか。
治療や予後にも変わりはないでしょうか。
乳がんは、10年、20年後にも再発する可能性のある完治が難しい病気だと言われているようですが、早期ガンでもそれは同じなのでしょうか。
まだそうだと言われたわけでもないのに考えてしまいます。
最後まで質問ばかりですみません。
よろしくお願いします。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
今は過剰に癌を見つけ過ぎが問題となってます。早期発見は年単位が基本です。それ以上は発見しないのが基本です。もし癌だとしても、6月まで放置して問題ありません。治療も予後も変わりません。逆に言えば、なかなか進行しない癌もあります。乳癌発見は程々が大切です。10年、20年後にも再発する可能性があるのではなく、10年掛かってやっと再発するのです。それ位時間が掛かる癌が乳癌です。
死亡率の高い遺伝性の乳癌以外は気にする必要性はありません。また、悪質な遺伝性乳癌は逆に過度に検査をしても発見しずらく、見つけ難いので、それはそれで仕方ないと思う事も大切です。
つまり、過度に検査をしても生存率アップにつながりません。逆に検査の影響で発癌する可能性の方が上がるので利益がありません。
過去に海外で老衰をした方を解剖したら、3人に1人に乳癌があったと報告されてます。つまり、乳癌があっても眠っている乳癌は何も影響しないと言う事を証明してます。そして、眠ってる癌細胞は多くの方にあると言う事です。それが起きた時に発見することが大切で、検査を過剰に行い無理に起こす必要はないと言う事です。それが放射線だけの影響で起きるとは限りません。もしかして、過剰に針で刺激することで起きるかもしれません。だから、我々は過剰に穿刺をしないのです。検査とは必要以上に行わないのが、最も利益があるのです。どの科でも日本人は検査をすれば安心と言う考え方が過剰に見られます。海外から見たら、非常に滑稽に見えてます。また、こんなことに過剰に医療費を使っているのも、非効率な社会構造です。これでは医療保険制度も崩壊します。検査を全くしない方も問題ですが、バランスを取らないといつか貴女が乳癌になった時に、自業自得と言われます。我々医療側は検査をこなすことで、利益が成り立ちます。患者様側が望むなら、医療者側に責任はないのでどんどん施行します。ご心配なら検査しましょうと言えば、疑わずに喜んで施行してもらうのが日本人です。検査の不利益を一々説明する医者は殆ど居ないと思います。
尚、貴女の場合今まで5㎜以下のものが色々あったと言う事なら、ガイドラインでは5㎜以下は所見としないと言う原則から言うと、今まで何もなく正常だったという話になります。それに対して半年毎に検査をしていたという事になります。しかも、乳腺症というのは病気ではありません。それは老化現象で多くの方が通る道です。正常な事を異常として過剰に検査をしていたことになります。針の検査で乳腺症と診断された時点で本来はもう受診の必要性はなくなります。つまり、貴女の主治医は知識がないか金儲け主義となるのです。だから、ヤブだと言いました。
富永先生、私の不安に対してご丁寧にお答え頂き、ありがとうございました。
先生のご回答を読み、しばらく呆然と考えてしまいました。
私が今までしてきたことは何だったのだろうか・・・と。
初めて検診を受けた10年前、悪性を疑われ即日組織診となりました。
その後は、しっかりと定期的に検診を受けることが大事だと、授乳中にまで検診を受け(7年前)、当然授乳中は乳腺の見え方が変わることも知らず、「前回と変わっている。悪性かもしれない。」と医師に言われるままに組織診を受けました。
そして5年前に、同じ所見に対して組織診。この3回目はエコー画像の見え方が変わったことに対して私が不安を訴えたための検査でした。
今のクリニックに転院してからも、2年前に、最初に乳腺症の場所とは違う別のものでしたが、7ミリほどの所見が見つかり、組織診を受け、汗腺から発生する良性腫瘍と診断されています。
4回のうち、3回は医師に「悪性かもしれないから」と説明され、医師に言われるまま、薦められるままに受けた検査とは言え、自分はなんと愚かだったのかと思います。全ては私が不安でたまらず、悪性を否定したい思いから、検査をすることに何の疑いも持たなかったことが悪かったのです。
先生のご回答を読みながら、私は自分で自分に乳癌を発生させるようなことをしていたのだと、呆然となりました。そして自分のせいで、これから先も乳癌に怯えながら生きていかないといけないのかと絶望的な気持ちになりました。
後悔しても、取り返しがつかないことをしてしまったのですね。
右乳房の所見を指摘されたのは今回が初めてなので、余計に不安を感じ、それを医師に何度も大丈夫かと確認したので、医師も「では組織診しましょうか」となったのだと思いますが、あのとき即決しなくて良かったと今は心から思います。
最初に癌を疑われた時から、私は自分が正常、または異常なしだとは全く考えたことがありませんでした。いつ爆発するか分からない時限爆弾を抱えているような、大きなリスクを持って生きていると・・・愚かすぎますね。本当に「自業自得」です。
私のようにたくさんのう胞や乳管の拡張所見がある人は、「気にし始めたら全ての所見に針を刺さないと、完全に不安をなくすことはできない」と言われたことがトラウマとなって、新たに疑わしい所見が出たら、経過観察せずに、すぐに検査をすることが大事なのだと思っていました。
愚かな自分、無知な自分を心から恥じます。今はただ、私が繰り返してきた愚かな行為で、眠っていた乳癌を起こしていないことを祈るばかりです。
そして、今後はしっかり患者と向き合って下さる富永先生に、検診をして頂きたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
先生、すみません。
もう一つだけ教えて下さい。
実際に、生検を繰り返したことが原因で乳癌を発症した症例はあるのでしょうか。
あるとすればどのくらいの確率で発症するのか、詳しいデータなどはありますか。
これを確かめて、少なければ良いと、安易に検査を受けようと思っているわけではありませんし、富永先生に検診をして頂く限り、そのようなことは決してないと思っております。
癌を疑われて組織診を受け、結果良性と診断された方はたくさん存在すると思いますが、生検をすること=発症のリスクを伴うということになるので(特に私のように何度も受けている者は)、実際に生検が原因で発症がどのくらいの確率で起こるのか知りたいと思いました。
お手数おかけします。よろしくお願いします。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
そんな証明をしたものがありませんので生検で乳癌が発生したなどの例がありません。もう一度前の私のお返事を読み直してください。例えば将来の話です。折角、お返事をしても、その文章をしっかりお読みにならなかれば、この掲示板の価値はないです。
はじめまして。
針生検について調べていてこちらにたどり着きました。
乳腺症があり、両乳房にたくさんののう胞や乳管拡張症と言われているものがあり、検診は定期的に受けています。
今まで3回ほど、左乳房のみ、針生検(組織診)をしたことがあります。いずれも乳癌疑いで検査しましたが、良性でした。
半年に一度のエコー検査と、年に一度のマンモグラフィー検査を受けていますが、前回は12月(エコー検査のみ)でした。
数日前に、なんとなく触った右乳房に小さなしこりを感じたため、気になって思い出しては触っていたら触れなくなったのですが、気のせいかと思いつつもやはり不安で、かかりつけの専門クリニックで受診したところ、念のためとエコー検査をされました。
しこりが気になった部分は小さなのう胞のようなものがあるものの、特に心配な所見はないと言われましたが、それとは別に乳輪下に6ミリの濃縮のう胞のようなものがあると言われました。
前回の12月には、楕円形の淡い色で、やはりのう胞らしきものは同じような場所にあるのですが、今回指摘されたものは、黒くて丸い形なので、前からあったものが形を変えているだけか、別に新たに現れたのかは分からないと説明されました。
私がとても心配性のため、「針生検して白黒ハッキリさせても良いですよ」と言われたのですが、3ヶ月前の検査ではなかったものが6ミリの大きさで見つかった場合は悪性を強く疑うことになるのでしょうか。
組織診をすることによるデメリットもありますよね。即決することが良くない気がしてとりあえず帰ってきました。
所見がある以上は次回の定期検診の5月を待たずに、いますぐ検査した方が良いでしょうか。
最初に気になって触れたしこりは、今は分からなくなってしまったのですが、数人前の相談者の方の投稿を読んでいて、潰したり広げたりする心配はないと分かり、ほっとしていました。
ところが、そのことを医師に話したら「癌は潰すことも可能だし、怪我をして化膿したところを何度も触ってさらに悪化させてから受診するのと同じだ」と叱られました。
自分で潰してしまったかもしれないと思ったら、とてもショックです。悔やんでも悔やみきれません。
本当に癌を潰して広げてしまうことがあるのでしょうか・・・。
先生のご意見をお聞かせ頂けるとありがたいです。
よろしくお願い致します。