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母乳育児と乳ガンの関係について

こんにちは。
2014年2月に先生に健診していただき、左乳房に線維腺腫が見つかりました。その時に妊娠を希望していることを話したら、しっかりと母乳育児をするとこが乳ガン予防になるというようなことを聞きました。
質問なのですが、母乳育児しっかりとすることがなぜ乳ガン予防になるのか教えて下さい。母乳育児中は乳腺が普通の状態じゃないから、その期間中だけは乳ガンになりにくいからですか?それともその後もなりにくい体質になるのですか?祖母が乳ガンにかかったことがあるので、神経質になっていてすみません。
今、1ヶ月の赤ちゃんを母乳とミルクの混合で育てているのですが、赤ちゃんが母乳を飲むのをとても嫌がります。私の胸は非常に小さく常に乳房に熱をもった痛みあり赤ちゃんも嫌がるので辛いです。このまま混合で母乳を続けていくかいっそのことミルクにするか悩んでいます。

 ご投稿ありがとうございます。 
 授乳は母親の乳がんリスクを低下させるとの仮説は昔からありました。しかし、初期の研究の間では乳がんリスクと授乳経験や期間とのあいだの一貫した関係は得られていませんでした。2002年の47件の疫学研究にもとづく国際的なプール分析(合計で50,302件の症例と96,973件の対照群が含まれる)によって、授乳期間12カ月ごとに乳がんリスクの4.3%の有意な低下が見られるという結果が得られました。また、2007年の世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)の報告書で行われたメタ分析(4件のコホート研究と37件の症例対照研究にもとづく)では、授乳期間5カ月ごとに2%の乳がんリスク低下が示され、乳がんに対して授乳が予防効果を持つことは「ほぼ確実」と結論づけました。こういうのは全て統計学的なデーターで出されるものです。その原因は不明です。

ご回答ありがとうございます。
ほぼ確実に乳がんリスクが低下するのであれば、まずは5ヶ月頑張ってみようと思いました。徐々に痛みが緩和するといいのですが。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

乳首に白いカス

結構前から左の乳首だけ白やクリーム色のカスのようなものが出ます。右からもでるのですが、右の方が少ないです。垢というよりは、中から出たもののような感じです。
絞るとたまに透明な乳汁が滲みます。
左のむねに8ミリほどの嚢胞があるといわれてます(右にもあるようですが小さく、触っても分かりません)が、左だけ多いのはそれと関係がありますか?

 ご投稿ありがとうございます。
 乳頭は乳管の外への出口です。乳管内は乾燥しないように液体がいつもあります。そこにカスが詰まると乳腺炎を起こす感染の原因となります。綺麗に洗って下さい。これは病気ではありません。誰でも生じることです。内部の問題とは全く無関係です。

乳がん転移について

いつも、拝見させていただいております。
乳がん手術より2年半がたち、経過観察中でホルモン治療をしております。
先日、会社の健康診断で、胃カメラ検査をしましところ、胃粘膜下腫瘍と診断されました。かなり小さなもので、1年後にまた検査してくださいと言われました。
この腫瘍は、乳がんからの転移ではないかと不安です。
乳がんは、胃に転移するのでしょうか?
よろしくお願いします。

 ご投稿ありがとうございます。
 乳癌から胃への転移は基本的にしません。ご安心下さい。

遅くなりましたが、返信ありがとうございます。
安心しました。
また何かありましたら、よろしくお願いします。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

検診結果で繊維腫と言われました

よろしくお願いします。
断乳後、約2年経つことと少し左胸にしこりがあるように感じたため、先日乳腺ドッグ(エコー、マンモ)を受けてきました。結果左胸に5ミリの繊維腫があると言われました。そのまま様子を見て、半年後に来るように言われました。ただ、素人から考えるとより詳しい検査をしなくていいのか?悪性の可能性はないのか?エコーとマンモで良性とわかるのか?など不安になってさそまいました。
先生のご判断を頂きたく投稿いたしました。


お忙しいとは思いますが、返答の程よろしくお願いいたします。

 ご投稿ありがとうございます。
 乳腺線維腺腫は明らかな良性腫瘍です。最も画像診断で明確になるのもです。せっかく検診を受けたのですから、結果を信じてその指示に従いましょう。結果に従わないかったら、検診を受けた意味がなくなります。疑い出したら、正常と記載されている方もすべて再検査しなくてはならなくなります。本音は、我々はこういうことで不安を煽り受診させると儲かりますが、それを施行したら、悪徳医になります。

素早い御回答ありがとうございます。

せっかく検診を受けたのに、その通りですよね。
ただ、細胞診とかせず、本当に良性と言い切れるのか不安に思ってしまいこちらで相談させていただきました。
もし念のための検査が必要であるならば、乳腺専門であるこちらのクリニック様で再度検診を受けようと思いましたが、その必要はないと考えてよろしいでしょうか?

再度質問してしまい、申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。
 再検査は必要ありません。

乳がんの遺伝について

父方の叔母が40代前半で20年ほど前に乳がんになっています。その後は再発も転移もなく現在に至っています。他の親戚には乳がん、前立腺がん、すい臓がんなどはいません。ただ40代前半で自然発生の乳がんではないのか?他の叔父叔母は70代ですが、みんな癌ではありません。私は30歳から乳腺外科で毎年検診を受けていますが、遺伝性の乳がんが発生した場合、どのくらいの小ささで見つけることが可能でしょうか?もちろん何かあった場合はカウンセリングを受け、積極的に遺伝子検査をすると思います

 ご投稿ありがとうございます。
・若年(おおむね40歳未満)で乳がんを発症している。
・1人の人が両側の乳がんあるいは乳がんと卵巣がん(または卵管がん、腹膜がん)の両方を発症している。
・父方あるいは母方家系のいずれか一方の血縁者に2人以上の乳がん患者あるいは乳がん患者と卵巣がん(または卵管がん、腹膜がん)患者の両方がいる。
・男性乳がんを発症している。
・卵巣がん・卵管がん・原発性腹膜がんを発症している。
以上が遺伝性乳癌を疑う規定とされてます。
 しかし、2等身以内の血縁関係で閉経前の方に発症の方が存在する場合は遺伝性も否定できません。イギリスでは従妹でも遺伝性について記載された論文もあります。
 発見の程度は人それぞれによります。大きさと言うより、非浸潤癌で見つけれるのが一番だと思います。

お返事ありがとうございます。年一回の検診により、デメリットよりメリットが上回るとのこと、遺伝性の乳がんの場合かなり進行が早く悪性度が高いといいます。非浸潤がんで捕まえることはできるのでしょうか?

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。
 30%位の方は可能かと思います。なるべく早期発見を目指してます。

乳房の同じ所が痛む

先生、どうぞよろしくお願いいたします。

38歳で出産妊娠経験はございません。
7年前より乳房痛と、数年前から右乳房のう胞を指摘されています。

ここ数ヶ月前から、排卵日を境に右乳房の上部のいつも同じ所がキーンと痛みます。
もちろん別な箇所や左が痛む事もありますが、頻繁に痛むのはいつも同じ箇所です。

痛む箇所は、立ち上がると乳房が垂れる箇所で、肋骨も触れますが、横になれば乳房の上部です。
痛む箇所とのう胞の箇所は異なり、しこりもありません。


こちらの掲示板を拝見すると、乳房の痛みは健康だとの先生のご回答がありますが、いつも同じ所がキーンと痛むのも、心配しなくて大丈夫でしょうか。
または乳がんの可能性もありますか。

2ヶ月前に掛かりつけの乳腺外科で検診をし、特に痛む箇所の指摘はございませんでした。

お忙しい中大変申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。


 ご投稿ありがとうございます。
 排卵日を境に痛みがあると言う事は、黄体ホルモンの影響で乳房が貼って来る為に痛みを生じてるのでしょう。他の方より痛みを感じ易いのでしょう。この痛みからの乳癌の可能性はありません。理由は2か月前に検診をしているからです。もし乳癌による痛みならば相当進行した乳癌です。2か月前に診断能力が低い先生でも解るくらいの癌です。つまり、誰が見ても解る乳癌以外痛みは生じません。また、2か月でそのようなものが出ることはありません。生理痛は癌と結びつけないように、乳房もホルモンとの関係が強いとお考え下さい。

先生

お忙しい中、お返事を頂戴しありがとうございました。
安心いたしました。

あまり気にしないようにします。

助かりました。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

マンモグラフィーの結果について

どうも、こんにちは。年に1回人間ドックをしていますが、今回、初めて、マンモグラフィーで右中部局所的非対称陰影という結果がでました。子供も小さいので、もし癌だったら、癌になったらと考えると、かなりショックです。その時、一緒にエコーの検査もしましたがそれについては異常なしでした。それで、判定結果に経過観察し年に1度の定期検査をお勧めします。と記入がありました。今まで年に1度検査を受けているので、今まで通りでよいのか、セカンドオピニョンを求めてもう一度すぐ検査しようかな。とも思っていますが、要再検査とか要精密検査ではなく、年に1回の定期検診をお勧めという判定という事はどういう気持ちで受け止めて良いかわかりません。カテゴリー的には3になるのでしょうか?それから、私は、今はピルをやめましたが、今年に入り初めてピルを服用していました。低用量ピルです。検診を受ける4ヶ月前くらい前から飲み始めてました。体重増加、むくみ等、生理は来なくなったりして、体調が良くなかったので、自分にはピルは合わないと思いやめましたが、このピルの影響で乳腺が腫れていたとか、そういうこともありえるのでしょうか?申し訳ありませんが先生のご意見を伺うことができたら本当に嬉しいです。よろしくお願い致します。

 ご投稿ありがとうございます。 
 マンモグラフィガイドラインでは、局所的非対称性陰影(FAD)は二方向(MLO、CC)で淡い陰影として描出される場合に表現するとしています。従来乳癌は、しこりとして見つかることが多かったが、その場合マンモグラフィでは、しこりの部分が周囲の乳腺より白く描出され、その境界が認められることが多いです。このようなときは腫瘤といえます。しかし、乳癌検診の普及に伴い、しこりを触れない病変が多く見つかるようになってきました。このような病変の中には、マンモグラフィで境界がはっきりしない白い部分だけの陰影を認められることがあります。このような病変をFADと表現します。FADが見られる理由として、単なる乳腺の重なりで白くなっているのか、乳腺内に病変が隠れているのか、しこりとして描出されない病変があるのか、等が考えられます。乳腺の重なりと考えた場合、さらなる検査は必要ないか、病変があると判断される場合は、さらなる検査が必要となります。つまり、エコーで所見がなければ正常となります。
 マンモグラフィ単独検診ではエコーを施行してないので、よくこの所見で精密検査に来られますが、この所見がある方で悪性病変も良性病変もどちらもなく正常な方が99.9%です。多くの専門家はこの所見を精密検査にするのは廃止した方が良いと思ってます。この所見で精密検査に来院されて、問題なしと判定すると良かったと言う方居られますが、僕はもしこの言葉の意味をご存知なら何もないのにこんな精密検査にされてと落胆するべきことだと思います。医療側からすると受診者が気の毒で仕方ないです。
 尚、乳癌検診では個別の検査の結果を見るのではなく、総合判定のみを参考として下さい。これでセカンドオピニオンとかと言って病院を受診するとまた無意味に検査を施行し、その検査の悪影響が貴女を乳癌に導きます。そうすると最初から乳癌検診など受けなかった方が良いと言う事になりかねません。乳癌検診は精密検査という判定が出ても、乳癌疑い、悪性疑いと言う言葉がない物は基本良性と考えるものです。