食事について
ご投稿ありがとうございます。
パンやお菓子もリスクの対象となりません。
肉に関しては、20-40歳に赤身肉摂取量が多いと浸潤性乳がん罹患リスクが増し、赤身肉を豆類・ナッツ・鶏肉・魚に替えることでリスクは減少する 。
Nurses’ Health Study II Studyで1991年に食事内容を詳しく調査した、24歳から43歳の女性88803例について、食事と浸潤性乳がん罹患の関係を検討。
● 20年間の浸潤性乳がん罹患は2830例。
● 赤身肉摂取量下位1/5と比較した上位1/5の全乳がん罹患相対危険度は1.22 (p=0.01)。
● 鶏肉、魚、卵、豆類、ナッツ摂取と全乳がん罹患には関係を認めなかった。
● 閉経後乳がん罹患について、鶏肉摂取量下位1/5と比較した上位1/5の乳がん罹患相対危険度は0.73 (p=0.02)。閉経前乳がん罹患と鶏肉摂取には相関を認めなかった。
● 一日一食分の赤身肉を豆類に替えると、全乳癌罹患リスクは15%低下し、閉経前乳がんリスクは19%低下する。一日一食分の赤身肉を鶏肉に替えると、全乳癌罹患リスクは17%低下し、閉経後乳がんリスクは24%低下する。一日一食分の赤身肉を豆類・ナッツ・鶏肉・魚の混合に替えると、全乳癌罹患リスクと閉経前乳がんリスクは14%低下する。
以上から言われてるのでしょう。
赤ワインは、赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールに死亡率抑制効果なし 。ポリフェノールの一種であるレスベラトロールはブドウ、赤ワイン、チョコレート、ベリーに含まれ、抗酸化作用・抗炎症作用・抗腫瘍効果を有するとされる。Chianti Studyは、レスベラトロールと炎症・がん・心血管疾患・死亡率の関係を検討するprospective cohort study。対象はイタリアのキャンティに在住する65歳以上の男女783人。
● 尿中レスベラトロール代謝物量別にみた全死亡率は上位1/4で34.4%、次の1/4で31.6%、次の1/4で33.5%、下位1/4で37.4%であり、有意差なし(p=0.67)。尿中レスベラトロール代謝物量が下位1/4と比較した上位1/4の死亡ハザード比は0.80。
● 尿中レスベラトロール代謝物量とCRP、interleukin-6、interleukin-1β、tumor necrosis factor、および心血管疾患罹患率に有意な関係を認めなかった。
いつからかは正式には解りませんが、2009年のガイドラインには記載されます。
残念ながら、僕の経験からはお酒以外はあまり予防効果はないと思います。
先生、ご回答ありがとうございます。
食事に重きをおいていましたが、あまり予防策はないのですね。
パンやお菓子にはリスクがないということや、お酒に一番リスクがあるということに驚きました。
お酒はたまに適量をいただく程度でもリスクはあるのでしょうか?
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
お酒は付き合い程度でとされてます。
先生、詳しく教えてくださりありがとうございました。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
乳がんと食事についてお伺い致します。
リスクになるものとして、牛肉・乳製品・お酒が挙げられていますが、かかりつけの内科医からは、パン・おかし(この2つには、トランス脂肪酸を多く含むからと)も摂取しないほうが良いと言われました。
パンやお菓子もリスクの対象となりますか?
また、動物性食品は控えるようにとありますが、牛肉以外の豚肉や鶏肉も摂取しないほうがいいのでしょうか?
内科の先生は、牛肉はダメだけど、豚肉と鶏肉はよいですよと言っておりました。
あと、以前はアルコールなら赤ワインがよいとありましたが、現在はアルコールはすべてリスクになるとのことですが、こちらはいつくらいからそのように言われるようになったのでしょうか?
よろしくお願いします。