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乳ガン検診について

はじめまして。
8月にマンモ、エコーを行い問題なし。
今回、右側の皮膚が気になり受信をしたら右側には何もなかったのですが、左側に7ミリの楕円形が映りました。
形も悪くないので、おそらく心配はなく経過観察でもよいが、念のためMRIをとると言われました。
いろいろ見ているとまずは針とのことなので、気になり、また心配です。

 ご投稿ありがとうございます。
 MRI検査は乳癌と診断が確定した方が広がり診断を行うためにする検査です。この状況で行っても良悪性の判断すらできません。尚、悪性を疑わない時点で針を使う細胞診も組織診も不要です。

精密検査後の定期検査不安

はじめまして
乳癌について検索していたら、こちらでご相談できる事を知りました。

昨年30歳の誕生日に初めて市の検診で乳腺専門医によるエコーで精密検査になり総合病院の乳腺外科で良性腫瘍の為、経過観察中です。
初診→半年後→本日の3回目の定期検査(マンモ、エコー)を行いました。
1年前と同じでした。北斗昌さんのように乳癌を見落としされていたら怖いです。
半年毎に検査してて本当は、乳癌でないのか心配です。違う病院の先生に再度、診察に行くか考えてます。
ご指導よろしくお願いします

 ご投稿ありがとうございます。
 3回診て良性ならば見逃しはないと思います。

早々のご回答ありがとうございます。
安心しました。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

授乳中のしこりについて

現在10ヶ月の子どもに授乳中です。
今から5日前にいつも通っている母乳マッサージを受けました。その時には特にしこりなどはありませんでしたが、その翌日の昼頃、左胸の内側斜め下あたりにしこりを発見しました。おっぱいの辺縁ギリギリで、仰向けで触るとボコっとよくわかります。グミぐらいの硬さで1cmくらい、痛みはなく丸くはありません。
慌てて3日前に再度母乳マッサージに行きましたが、しこりは消えませんでした。そして昨日、総合病院の乳腺外科を受診しました。医師による触診エコーの結果、触ると確かにしこりはあるが、エコーには正常の乳腺組織しか写らないと言われました。ところどころに乳瘤のような部分はあるが、大きさを測ったり、穿刺が必要と思われるとこもないと言われました。

触ったかんじしこりの境界も明瞭で、ボコっと触れるのに、エコーにこれといったものが写らず正常乳腺なんてことはあり得るのでしょうか?

ちなみに、毎年マンモとエコーの乳がん検診は受けており、妊娠がわかる半年前と、妊娠がわかってからは医師の方針で3ケ月に1度はエコーを受けてきました。産後は産後2ケ月と半年(今年4月)に乳腺外科でエコーを受けましたが、異常ありませんでした。

 ご投稿ありがとうございます。
 エコーで異常がないのなら、その診断が正しいと思います。

返信頂きありがとうございます。
さらに教えて頂きたいのですが、今回突然にしこりができたのですが、原因として考えられることは何がありますか?
授乳中に、急に乳腺の一部が肥大してしこりになることはよくあることですか?
また、このしこりは断乳するまで無くならないのでしょうか?

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。
 エコーで異常ないと言う事はしこりはありません。授乳中は触ると何でもしこりと間違います。

レントゲンを続けて撮ることについて

市のガン検診のマンモで再検査となり、
先日貴院にて検査を受けた者です。
結果、ガンの心配もなく検査もスムーズに受けられとても感謝しております。
来年から市の検診は受けずに貴院で検診を受けたいと思います。


さて、質問なのですが来月の検診で肺のレントゲンを撮る事になっていますが既に今月2回マンモを受けています。

続けてレントゲンを撮るのは良くないでしょうか?
少し間を空けたほうが良いのでしょうか?

 ご投稿ありがとうございます。
 特に問題はありません。期間に意味はありません。放射線は人生量です。

お忙しい中ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

嚢胞内腫瘍の診断について

お世話になります。
以前、「血性分泌について」相談をさせていただきました。
その後の診断について、再度、ご意見お聞かせいただけますでしょうか。

血性分泌ありでエコー、マンモではわからなかったため3カ月の経過観察 → エコーで3ミリの影 → その場で針生検(バネ式)
となりました。
後日、針生検の結果は「上皮細胞が認められるが異型なし」というレポート内容と「癌細胞は出ませんでした。但し、今後も半年ごとの経過観察はしていきましょう」という説明でした。
「診断名がないけれど、鑑別不能ということですか?」と聞いたところ、「異型なしと結果が出たので癌化の兆候なし、という結果がちゃんと出ました」とのこと。「摘出して生検した方がいいのでは?」と質問したところ、「この結果からは、しなくていいと思う」との見解でした。

お伺いしたいのは、
①「嚢胞内腫瘍」は良・悪性の診断がつきずらいと後で知りましたが、診断名がついていないということは確定診断にならないのでしょうか?
②摘出生検はすすめられませんでしたが、するべきですか?また、摘出することでのデメリットやリスクは何かあるのでしょうか?
(センチネンタルリンパ生検ができなくなると聞いたことがありますが)
③経過観察した場合、針生検後の嚢胞の大きさの変化を見ていれば、癌をチェックすることが可能なのでしょうか?

もともとは見えないほど小さな病変だったのに、経過観察後に広がった状態で発見されてしまったら……と不安があります。
お忙しいところ、大変恐縮ですが、ご意見伺えるとたすかります。
よろしくお願いいたします。




 ご投稿ありがとうございます。
①のう胞内腫瘍自体が本当に存在してない可能性もあります。例えば、乳管内乳頭腫症などは腫瘍は存在しません。尚、上皮細胞が採取されていて異形細胞がないと記載されている以上は悪性はないと言う事なので、腺葉区域切除は不要です。3ミリの病変を針生検で取ら得ているので、腕は確かだと思います。
②提出生検は悪性の場合は、センチネルリンパ節生検ができないのではなく、センチネルリンパ節が不確かな結果になり役立たなくなります。また、良性の場合は傷ができたり、その傷が長期に痛むなど色々副作用はあります。今は昔うと違い、エコー機器が進歩していて、ある程度のものはエコーで見えるので、針を使う検査で殆ど診断できます。エコーで見えないようなものは、例え悪性でも定期的な経過観察で明らかな所見が出た時に再度針を使った検査を施行すれば、それで十分早期で発見できます。過剰に微小なものを診断することには、治療法の程度や生存率アップにはつながらない為に、患者様に利益はありません。過度に腺葉区切除などをするのは時代遅れです。精度の高いエコー診断が出来、精度の高いエコー機器があれば気にする必要はないのです。血性分泌=乳管造影、乳管内視鏡、外科生検(腺葉区域切除)と言う考えは、エコーがこれだけ進歩した時代なのでエコー診断に問題があるからそういう方針が出るのです。また、エコーで見えない癌は悪性度の低い非浸潤癌が殆どなので、今後成長する可能性が低く患者様の不利益になるので過度に探す事はしないと言うのが世界の流れです。また乳管造影の最大の問題は、気泡混入や造影剤の間質への漏出など,アーチファクトで正確な診断ができないなど、色々な問題があります。
③経過観察はその部位だけではなく、乳腺全体を診るので、それで十分かと思います。経過観察している間は、広がって発見されると言う事はありません。指定された時期を守って受診をしていれば問題は何もありません。貴女の主治医は貴女の事を一番よく考えてくれている先生だと思います。

お忙しいなか、早速の丁寧なお返事、ありがとうございます。

「過剰な診断や検査は患者さんの利益にならないから」というのは、主治医も言っていたことであり、先生に解説していただいたことと重なります。
とても安心いたしました。ありがとうございます。

今後のことで、もうひとつだけ、確認したいことがあります。
経過観察中に、画像でわかる変化があれば針をさして調べればよいということですが、私のような「嚢胞」の病変も針生検(バネ式)をさして
問題はないでしょうか?
ネットでは「嚢胞に針をさすと悪性の場合は散らばるリスク」が書いてあり、前回もその場ですぐに針生検になったため確認しておきたいと
思いました。
たびたび申し訳ありません。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。 
 針生検で行けるならば、それが一番侵襲がなくて良いと思います。針生検で採取不可能なら、エコーガイド下マンモトーム生検になります。別にその程度の散らばりは問題ありません。散らばった癌は栄養血管がないので死滅するので問題ありません。

お忙しいなか早速のご回答、ありがとうございます。

2回にわたって解説していただいて、針生検の診断について、とてもよく理解できました。
ネットでは多くの情報がありますので、取捨選択が必要ですね。
先生の論旨明快なご説明は、私にもわかりやすく、モヤモヤがはれて頭も心もすっきりしました。
主治医を信頼して、きちんと経過観察を続けたいと思います。

本当にありがとうございました。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。
 ネットなどの情報は不安を煽りますので、差し引いて見てください。

乳頭分泌物について

こんばんは。
先月は乳がん検診でお世話になりありがとうございました。

お陰様でマンモ、エコーともに異常なしと言っていただきホッとしております。
最近、乳頭の分泌物についてネットの記載をみてちょっと気になったものですから先生にご意見を伺いたく質問いたしました。

乳頭の分泌物で透明や白っぽいものが複数個所から出るのは正常で、単孔性(一か所から)のものは何かしらの異常があるということで詳しく検査をしたほうが良いでしょうと書いてありました。

私は11年前に出産してほとんど母乳がでませんでした。
しかし6年くらい前に乳首を軽くつまむと黄透明なような液体が左側の乳首の一か所からでることが判明しました。
その際に近所の病院にて細胞診(プレートに液をのせて成分の検査?)
をしましたが特に異常はないということでした。
あまり触っていると止まらないからと言われそれ以後自分ではあまり触っていませんでした。
それから年に一度は会社の人間ドックにてマンモとエコーをやるのみで現在に至ります。
たまに軽く左乳首をつまんでみるものの最近は分泌物がでないなあと
安心していたんですが、先ほど少し強めにつまんでみるとまた黄色っぽい分泌物が乳首の一か所から少しでました。

そこで質問なのですが
①乳頭の分泌物で片方の胸からでおまけに乳首の一か所からでるという のは病的なものが原因でしょうか?

②貴院にてマンモとエコーを今年より受診していますが、今回検診後に 症状(分泌液)がでたということでまた受診した方がよろしいでか? 
③この場合乳がんの可能性はありますか?

④マンモとエコーで乳管内の病変があればある程度診断がつくものなの しょうか?

⑤もし血性の分泌物が今後出た場合は、貴院ではどのような検査をして いただけるのでしょうか?


いろいろと聞いてしまいお忙しい中申し訳ありませんが教えていただけると助かります。
よろしくお願いいたします。

 ご投稿ありがとうございます。
①まず、乳頭分泌物は約5%に見られます。白色・透明・黄透明色・茶色・褐色・赤色の分泌物が認められます。乳頭分泌物の原因は生理的なものと乳腺の増殖性病変によるものに分類されます。後者が問題となり、どす黒い色や潜血の分泌物が問題となります。
 血性乳頭異常分泌の原因は乳癌(約30%)・乳管内乳頭腫・乳管拡張症です。乳癌の場合は殆どはしこりを形成しない非触知の非浸潤性乳管癌です。血性以外は正常とお考え下さい。それ以外は対象となりません。
②1年後で結構です。
③その通りです。
④昔は、乳管造影や乳管内視鏡をして、病変を疑う場合は腺葉区域切除をしていた時代もありますが、今は昔と違い、エコー機器が進歩していて、殆どのものはエコーで見えるので、針を使う検査で殆ど診断できます。乳管造影では、気泡混入や造影剤の間質への漏出など,アーチファクトで誤診につながります。エコーで見えないようなものは、例え悪性でも定期的な経過観察で明らかな所見が出た時に再度針を使った検査を施行すれば、それで十分早期で発見できます。過剰に微小なものを診断することには、治療法の程度や生存率アップにはつながらない為に、患者様に利益はありません。過度に腺葉区切除などをするのは時代遅れです。尚、良性でも血性乳汁を止める目的で行うことはあります。尚、MRIも診断価値が殆どない為施行しません。最近は乳汁の細胞診も殆ど行わなくなりました。乳汁の腫瘍マーカーは参考程度に施行してます。
 ネット情報に惑わされないで下さい。皆さんが信用しているネット情報も古い情報が多数あります。医学は常に進歩してます。当然、私たちの診断方法も進化してます。

早速のお返事ありがとうございました。

すみません質問の③ですがこの私の今の状態でがんの可能性はあるんでしょうか?と聞いたつもりだったのですがわかりずらくてすみません。

再度教えてください。

①今のところ私の分泌物は正常でがんの心配はないと判断してもよろし のでしょうか?

②単孔性の分泌物でも色が血性や茶色でなければ気にしなくてよいとい うことでよろしいですか?

③血性や茶色っぽい色の分泌物が出た時点ですぐに詳しい検査をすれば よいということでしょうか?

④自己検診は特にやらなくてよいと教えていただきましたが、分泌物だ けは毎月でも?チェックしたらよいのですか?

重ね重ねいろいろと聞いてしまいすみませんがよろしくアドバイスを
お願いいたします。

ご丁寧なお返事ありがとうございます。
①②③その通りです。
④チッェクしても良いでしょう。ただ過剰に心配する必要性はありません。

先生、お忙しい中迅速にお返事をいただき本当にありがとうございました。
先生のお答えに安心して今晩眠れます!

ネットの情報が乳腺外科医のものだったので一瞬焦ってしまいました。
日々医学が進歩しているとのことで、いろいろな情報に惑わされてはいけないのですね!
先生のアドバイス、大変勉強になりました。

また来年の秋ごろ検診でお世話になりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
これから寒さが厳しくなりますがどうか先生、お体に気を付けてくださいね!
親子ともども先生に見ていただけること大変光栄に思います。
いつもありがとうございます。

どうか今後ともよろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。
 乳腺外科医だから正しいという事はありません。ネットは顔が見えない世界です。この掲示板もそうですけど、実際診療をしてない方の相談がありますが、私は、なるべく自分の意見ではなく、なるべく一般論でお返事しています。それは間違いがないように危険回避をしてます。その方の記載内容にな違いがあれば、その情報もすべて間違いになります。また、ネットではその回答や意見は個人的な考えも十分あります。顔の見えない世界では正直命に関わる事は危険が伴うと思います。

おはようございます。
この度はいろいろな助言をいただきありがとうございました。

先生の真摯な対応を改めて感じました。

またそんな先生とクリニックに出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

ぜひとも今後とも末永くよろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

乳がん検診

はじめまして。今年就職し会社の健康診断で、婦人科系のガン検診はオプションになっています。
是非お願いしたいのですが、私の年齢ではエコー検査だけで十分なのでしょうか?会社の健康診断のオプションでは乳房診、乳房超音波検査、マンモグラフィー、CA15-3のパックになっています。
アドバイスをお願いいたします。

 ご投稿ありがとうございます。
 家族歴に乳癌がある方でも25歳以上が検診適応です。22歳で検診を受けること不利益になり、乳癌が発見される利益がないので辞めた方が賢明でしょう。

お忙しい中、どうもありがとうございます。
自己チェックはしていた方が良いのでしょうか?
よろしくお願いします。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。
 自己検診(触診)の有効性について検証したものは、ロシアと上海で行われたデーターのみがあるだけです。
 上海では10〜11年追跡した結果、自己検診を行った者も行わない者も乳癌死の割合は差がなく、また浸潤性乳癌の頻度も差がなかった。その上、自己検診を行った者は良性乳腺疾患の発見が多く、精密検査の生検施行の数ばかり増え、乳癌死亡の減少にはつながらないとしています。自己検診の指導には有効性が証明されていないことと良性疾患の生検が増えることを告知する必要があるとされています。つまり、自己検診では乳癌の発見は出来ず、無駄な精密検査が増えるだけと言う事になります。
 一方、ロシアの結果では、9年目に自己検診を行った者が乳癌死亡率の減少の傾向が見られるが、有意の差を認めないとしています。...
 また、イギリスで行われた、自己検診のみとマンモグラフィ検診のみと何もしない者を比較しています。この結果はマンモグラフィ検診群で27%の乳癌死亡率の減少を認めたが、自己検診群では減少しなかったとしています。
 イギリスの女性 general practitionerが、The Sunが行っている乳がん自己検診キャンペーンを激しく非難。「自己検診もエビデンスはなく、むしろbenign biopsy resultを増やすなどのハームが報告されている。The Sunの興味は新聞が売れたら良いだけ」とコメントして皮肉ってます。

そのような見解なんですね、、
私の住んでいる区では40歳以上が乳がん検診の対象ですが、待たずに25歳になりましたら必ず受診したいと思います。
お忙しい中、どうもありがとうございます。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。