乳頭分泌液とのう胞について
すみません、追記です。
受診していた乳腺外来では、胸の張りが強く胸が硬いことから以前から乳腺症と言われてはいました。
生理とは関係なく両胸が痛む事も現在もあり、右側の鎖骨や首から肩に掛けて、脇の下も鈍い痛みが出る時があります。
脇の下には自分で触った限りは何もないと思うんですが、この痛みは乳腺症や女性ホルモンによるものですか?
今の主治医の診断を信じていいのかわからず、不安でいっぱいです。
長々と申し訳ありません。
ご投稿ありがとうございます。
2週間で血性乳汁が止まっていることから、これは乳管の損傷による出血を考えます。その後血性乳汁が見られないので、特に悪性を疑いません。このままの経過観察で十分だと思います。
お忙しい中、また休日にも関わらず御返信頂き本当にありがとうございます。
先生の悪性を疑わないという言葉に気持ちが軽くなりました。
傷が付いての出血と言う話は、主治医からも少し聞いていたのですが、いつも忙しそうに急かすような感じでお話や説明をされるので、詳しい事がいつも聞きづらく、モヤモヤして不安でいっぱいになっていました。
①乳管の損傷とは、どのような場合に起こるのでしょうか?
また、今回は1つの穴からの出血だったと認識してるのですが、一本の乳管に傷がついた=1つの穴からの出血、という解釈でいいのでしょうか?
②のう胞というのはエコーだけで診断がつくのですか?今回の出血とのう胞ができた事は関係があるのでしょうか
③乳頭から出ていた血性分泌液を細胞診したので、のう胞に直接針を刺して中身を採取しての細胞診は必要ないのですか?のう胞は2つあったので、本当にそれで良いのかな?と疑問が浮かんできました。
④細胞診は一度でいいのでしょうか?また、現在は血性分泌もなく、黄色い分泌物も多量には出ないので、次に行うとしたら中の物を針で吸い取るようにするのでしょうか?
ベルーガクリニックの最高性能のエコーやマンモグラフィー、先生達の確かな腕を知り、どうせ受けるのなら是非早期発見を目指したいし、このような病院で検診を受けたいと思うようになったのですが、次回の乳がん検診から貴院を受診する事は可能でしょうか。県外からですが。
度々の質問、申し訳ありません。
主治医になかなか話しづらく、疑問が沢山たまってしまいこちらの掲示板に書かせていただきました。
不適切でしたらすみません。読んでいただいてありがとうございました。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
①はい。
②単発の出血で、継続性のないものは検査する対象になりません。また、その原因はのう胞とは無関係です。
③画像でのう胞と判断するなら検査の必要性はありません。
④外科生検(腺葉区域切除)となるでしょう。
どうして貴女は自分の納得だけの為に検査をしたがるのかが僕にはわかりません。検査は色々なことが解る利益はありますが、当然それに伴う不利益が生じます。結果が異常なしと出た場合は、利益なしで不利益しか残りません。検査と言うのは、ある程度悪性を疑って初めて行うものです。検診はご来院頂いても問題ありませんが、現状は経過観察なので、検診対象外となります。主治医の先生がもう検診でと言われたら、どうぞご来院下さい。
尚、海外ではいよいよ早期発見し治療などと言う時代は終わりを告げようとします。悪性度の低い微小な乳癌は経過観察すると言う治験が始まります。その治験が成功すれば、ある程度のサイズ以上のものしか発見してはいけないと言う時代が来るでしょう。
お忙しい中、再度ご回答頂きありがとうございます。
実は先月に別の部位でガンの手術を受けており、とても体の変化に敏感にになってしまっておりました。申し訳ありません。
今回の乳房に関する事は、出血の原因が損傷によるものだとしても何故傷ができたのか?がイマイチ主治医の説明からわからず、同時に今まで無かったのう胞が見つかった事でより不安になっておりました。
乳管の損傷というのは、どのような原因が考えられるのでしょうか?
また、現在も黄色い分泌液を認めるのですが、出血した時と恐らく同じ場所、一か所だけからの分泌なのですがこれは心配ないのでしょうか?
損傷による出血→血が止まる→同じ場所から黄色い分泌液
その乳管に何かが出来ていての損傷による分泌という上で、今あるのう胞とは関係がなければ別に何かが出来ているという事ですか?
検診でお伺いするという件、理解いたしました。
そのタイミングで次回の検診からは貴院を受診しようと思います。
詳しくお答え頂きありがとうございます。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
乳汁が出ているからその液が出にくくなると損傷があるのです。授乳の人が血性乳汁が出るのと同じです。内容からすると心配は無用と考えます。
度々のご回答誠にありがとうございます。お忙しい中申し訳ありません。
一か所からの分泌は乳管造影が必要と聞いた事があるのですが、必要ないですか?
乳管内乳頭腫という病変の可能性もあるのかなと思っているのですが
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
現時点で血性乳汁が継続していな時点で、病気を疑わないと言う意味です。検査を必要な方は血性乳汁が継続している方です。
お忙しい中度々のご回答感謝いたします。
こちらの掲示板を過去までさかのぼり、再度色々と読ませて頂きました。
その上で改めて私の質問に対する先生からの回答を読み直しました。
過剰な検査の不利益、診断をきちっとしてくれる病院を受診する事の大切さなど色々理解できました。
過去の質問で先生が、「今どき、乳管造影や乳管内視鏡は診断価値が低くしません。」とお答えしてるのを拝見しました。
これは、先生の言う、見つけ過ぎ、という事とも関係があるのですか?
乳管内乳頭腫の疑いがある場合でも、乳管造影はしない→エコーにうつらないような小さなガンを見つけすぎる事はしない、という事でしょうか。
他質問でお答えしていた様に、ガンが画像で見えるようになってからの診断、治療で充分治癒できる、からでしょうか。
見つけすぎにはどのようなデメリットがありますか?
また、仮になのですが、私が単孔血性分泌がある最中に貴院を受診していたとしたら先生ならどのような診察をなされましたか?
不適切な質問でしたら申し訳ありません。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
診断の為に、乳管造影が行わなくなった理由は、MRIと同様に存在診断に過ぎず、その検査で良悪性を判断できない事。つまり、乳癌の診断はできません。また、乳管造影は、気泡混入や造影剤の間質への漏出など,アーチファクトで正確な診断ができないなど、色々な問題があります。乳管造影とMRIなら殆ど診断差はなく、MRIの方が楽に行えるでしょう。乳管内視鏡は多くは乳管内を進めることができず、多くを観察できません。その理由で多くの施設で施行しなくなりました。
乳管内乳頭腫を疑うなら、それはもう良性なので確定する必要性はないので精密検査自体の適応がありません。乳癌を疑う場合のみ精密検査対象となります。多くの非浸潤癌はエコーの精度が上がり乳管内まで観察できます。殆どのものはエコーで見えます。それ以外の微小なものは見つけ過ぎとなります。エコーで見えた段階で初めて診断で問題ありません。こういうものにすぐに乳管造影と言うのは、エコー診断に自信なの先生やエコー機器の画質に問題がある施設です。私も昔はそういう検査をしていた時代もあります。最初から腺葉区域切除を予定しての場合ならば乳管造影を施行する選択肢もあります。尚、この回答は僕も色々な乳腺外科医に聞きましたが同意見でした。30歳なので、今後授乳のトラブルが生じても良い、傷跡が残っても良いので、どうしても何が原因が知りたいと言うならば腺葉区域切除もありかもしれません。尚、もし結果が乳管内乳頭腫だった場合は、この手術をしても、今後乳癌が発生する可能性は上がり経過観察と同じです。今の状態を診断するだけに過ぎません。今の時代は利益と不利益を比べて方針を決めないと後に損をするのは患者様です。
私が単孔血性分泌がある最中に貴院を受診していたとしたら、エコーで十分観察して診断します。
富永先生
度々のご回答ありがとうございます。先生の様な方とこの様なやり取りができること大変嬉しく思います。今現在も過去まで遡って掲示板を拝見してます。勉強になっております。また、こんなにも誤診の多い世界なのだと改めて知り、とても怖くなりました。
私達に出来ることは、定期的な検診と、生活に気をつけること、ちゃんとした診断をしてくれる医師を探すこと、これが全てなのですね。
ちゃんとした診断医を探すのが1番難しい様に感じましたが、私は貴院を知る事ができてラッキーだなと思いました。
乳管造影の件、よくわかりました。詳しいご説明ありがとうございます。
切除してもリスクが変わらないのなら、切除はしない方が良さそうですね。先生のご意見のように、単なる乳管の損傷という可能性もありますし。
よく観察してみたら、現在の分泌は(血性ではないですが)多孔性でした。
先日の回答の中に、先生より、「この回答は、僕も色々な乳腺外科医に聞きましたが同意見でした」と仰っていましたが、私の投稿内容を色々な乳腺外科医の方に聞いていただいたという事ですか?
お答えいただけたらで結構なのですが、私の住む県に先生の信頼できる、診断ができる医師はいますか?
現在はSクリニックのK先生に診ていただいています。
現在通院中のクリニックより貴院へ紹介状をいただければ、次回の診察から貴院へ通う事は可能ですか?
度々すみません。転院の件ですが、今通院中のクリニックでは、エコーの際ののう胞と診断されたエコー画像の写真を頂けるんですが、富永先生のコラムや他サイトで見たのう胞よりも形が歪で中も真っ黒ではないような気がして、のう胞ではないのでは?とずっと気になっています。素人判断ですが…
こちらの掲示板でものう胞と言われていた物が後に実はガンだったと何件か拝見して、不安です
エコーの性能なども関係していると思うのですが、どうしてもそれが気になっています。別のエコーで見たら違う診断が下るのでは、という気持ちがあり、富永先生の事を知ってから、私も適切な診断を受けたい気持ちでいっぱいです。紹介状など必要な物があればきちんと用意しますので、是非一度診察していただけないでしょうか。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
色々な乳腺外科医の意見を聞き、全て同意見です。私は個人的な考えで判断を下さす危険なご回答はしてません。また、この掲示板でご相談の方を呼び込むようなことも好みません。メリットだけ言って、デメリットを言わないと言う手法も好みません。
神奈川県でも真面目に診療されている先生は居ます。当院に来て頂いても結構ですけど、今の主治医(イニシャルなのでどなたか分かりませんが)も内容を見ると真面目に診て居られるように思います。また、エコー画像は静止画での診断は間違いを生じるので、エコーを極めている医師は、動画でしか判断致しません。現状は特に焦るような状況とは思えません。今の医師を信頼して経過を診てもらうのが得策かと思います。その上で、問題が生じた時に来院されても問題はないと思います。
富永先生
お忙しい中毎回の詳細でわかりやすいご回答本当にありがとうございます。また、大変長いやり取りになってしまい申し訳ないです。
手術を終えたばかりで敏感になり、モヤモヤとしていた気持ちでしたがここで先生と会話させてもらって、ホームページで乳がん検診について勉強させて頂いてからかなり落ち着いてきたように思います。沢山ご意見いただき、感謝の言葉しかありません。
ここへ辿り着けた事が本当に幸運でした。
私の県にも真面目に診察なされてる先生はいるのですね。
現在は藤沢市のクリニックで先生に診ていただいてます。
もし、先生の所へ今検診ではなく診察でお伺いするには、紹介状が必要ですか?
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
当院に来院される場合は堂々と来られるためにも、紹介状をお持ちください。僕も堂々と診たいと思います。
富永先生
お忙しい中度々のお返事ありがとうございます。
では紹介状を用意しましたら、診察予約してお伺いしたいと思います。
緊張しますが、先生にお会いできるのが楽しみです。
ここまで長々と私の疑問にお答えいただいて本当にありがとうございました。本当にありがたかったです。
先程の私の記載文に個人名が含まれてしまっていましたので可能であればご修正お願いできますでしょうか?
お手数おかけしてすみません。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
初めまして、よろしくお願いします。
今年8月に右乳房から血性分泌がありました。乳頭を押さなくても自然と出ていました。
元々乳がん検診を受けている乳腺外来を受診して、エコーと乳頭から出ている血液の細胞診を行いました。細胞診の結果を聞きに行く際にマンモグラフィーをしましょうと言われ、後日伺いました。
細胞診はクラス2、マンモグラフィーも異常所見なし。
エコーでは、のう胞が2つ(8㎜、7.5㎜)見つかり、のう胞からの出血でしょうと言われ、先日経過観察の為再度エコー検査をしてきました。
出血がある前から黄色い分泌物を両乳房から認めていましたが、出血は8月が初めてでした。
出血は右のみ、自身での観察上では1つの穴からだったと思います。
出血は2週間程で止まり、それ以降は出ていません。今は以前のような黄色い分泌物にもどっていて少量のものです。
先日経過観察の為受診しエコーした際は、前回同様のう胞はあるけど大きくなっていないし次は3ヶ月後に来てください、血性分泌がまたあればすぐ受診してくださいといわれました。
一回目の受診と先日の受診、共にエコー画像の写真を貰って帰っており、一回目より二回目の写真の方がのう胞内の色がハッキリ黒く写っています。
しかしこちらの掲示板を拝見させていただき、細胞診は絶対ではないこと、血性分泌は精密検査が必要と知り、とても不安です。
今の時点で出血は悪性が原因ではなかったと思い込むのは安易に思えてきて、しこり(のう胞と言われましたが…)もあるし、片側の1つの穴からの出血だった事を思い出すと、かなり心配です。
もう少ししっかりと検査した方がいいのでは?と思っています。
可能であれば貴院を受診したいと思っておりますが、このような状況でも診ていただけますでしょうか?
それともこのまま経過観察で良いてのでしょうか?
主治医に少し不安を抱いていて、他院の先生のご意見を診察も受けてみたいと思うようになり検索していた所たどり着きました。