乳管造影後
ご投稿ありがとうございます。
近年超音波検査、MRIやCTなどの画像診断の進歩により、多くの乳管内病変の診断が可能となってきており、乳管造影が行われる機会は減少しています。MRIと同様に存在診断に過ぎず、その検査で良悪性を判断できない事。つまり、乳癌の診断はできません。また、乳管造影は、気泡混入や造影剤の間質への漏出など,アーチファクトで正確な診断ができないなど、色々な問題があります。乳管造影とMRIなら殆ど診断差はなく、MRIの方が楽に行えるでしょう。また、造影剤の漏れなどの副作用があり、今や乳管造影は腺葉区域切除を行う方位にしか行わない検査です。尚、施行するにも色々な検査を施行して結果が得られず、仕方なく行うような検査で行き成り施行するような検査ではありません。
この原因は検査によって症状が悪化した、検査の影響で副作用が生じた、造影で発見できない病変があったなど色々考えられます。一般論でお返事できる内容ではございません。この検査を施行した医師しか分からないことで、その先生の責任なので、主治医とよくご相談してください。
はじめまして。
先日、血性の乳頭分泌があったため、他院で診察をして頂きました。
(色は茶色っぽいようなものでした)
エコーを行い「のう胞」のみが認められ、その場で乳管造影を行いました。
(乳管造影、ものすごく痛かったです…)
マンモ診察後も「特に異常は認められない。乳腺症でしょう。気にしないように。」とのことで、経過観察で終わりました。
乳管造影を行ったためか、その日は乳房・乳首がとても痛く、あまり乳房は触らないようにしておりました。
2日後、入浴の際に、その後分泌液はいかがなものかといつものようにつまんでみたところ、
明らかに「鮮血」のような真っ赤な血が出ました。
診察前よりも明らかに「血」と呼べるものなので気になります。
担当して頂いた医師にも質問をしたいと思っておりますが、先生であればどのようなことを想定されますでしょうか。
①乳管造影により、乳管に傷がついてしまい出血した
→そのまま放置をしておけばよい
②もともとの乳腺症の部分がひどくなって出血した
→乳腺症として診断されているので、そのまま経過観察
③実は見逃していた病理(癌)などの可能性ある
→別院で診察
お忙しいところ申し訳ございません。
ご回答頂ければ幸いです。