こんな記事を見つけました‥
ご投稿ありがとうございます。
これは全く素人のジャーナリストが書いた文章だと思います。この方は正しいことを上手く利用し自論を展開てます。
1つ目は、放射線被曝の影響には、確定的影響と確率的影響があります。確定的影響は、被曝を受けた細胞が損傷され、その損傷の度合いが自己修復機能を超えたときに、放射線障害(皮膚、粘膜、骨髄などに)として症状が現れるもので、自己修復機能で対応できる範囲の被曝であれば症状が現れず、ある程度の閾値が存在します。それに対して、確率的影響は、被曝により遺伝子が突然変異した結果、癌や白血病を発生させるもので、明確な閾値はなく線量に比例して確率が上昇すると考えられています。これにより、マンモグラフィの放射線被曝は他の検査に比して非常に微量となり、問題となりません。
マンモグラフィによる生涯の致命的発癌リスクは0.0009%と算出されます。また、被曝によるリスクは年齢とは無関係ですので、若いからリ
スクが上がるものではありません。マンモグラフィ検診の利益と被曝リスクを分析した日本の研究は17回日本乳癌検診学会で発表され、どの年齢でも利益が被曝のリスクを上回っているとされています。
海外でも被曝による発癌リスクの上昇は確認されていません。また、現時点での体の一部に低線量の放射線被曝を受けるマンモグラフィの致命的発癌リスクは、ないか、あっても極めて小さいとされています。
デジタル・マンモフラフィ検診による放射線誘因乳がんの罹患と死亡に関するシミュレーション。
放射線誘因乳がん罹患率と死亡率はRadiation Exposure Simulation Modelを使用。
●100,000人の女性が40歳から74歳まで毎年マンモグラフィ検診を受けた場合、乳がん罹患は125人 (95% CI 88-178)、乳がん死は16人 (95% CI 11-23)、検診による早期発見で回避できた乳がん死は968人。
●100,000人の女性が50歳から74歳まで隔年マンモグラフィ検診を受けた場合、乳がん罹患は27人 (95% CI 19-38)、乳がん死は4人 (95% CI 3-6)、検診による早期発見で回避できた乳がん死は627人。
この数字から10%のリスクは大嘘です。
2つ目は大まかには正しいです。
3つ目は、半分は正しいが、マンモグラフィより信憑性にあるデーターのある検査方法は他にありません。エコーは残念ながら検診に有用性を認めるデーターがありません。つまり、現段階ではマンモグラフィだけが有用性を認めてます。触診は2013年より信憑性がないと結論付いてます。
個人的な考えは、マンモグラフィとエコー併用検診がもっとも優れた検診だと思います。
早々にお返事頂きありがとうございます
ネットで色々検索出来るこの時代、良いのか悪いのか色々な情報が入ってくるので何が正しいのか分からず、たまたま見つけたこの記事が気になってしまい先生のご意見を聞きたくなりました
富永先生のお考えを聞いて安心しました
先生によって色々なお考えがあるかと思いますが、ネットで検索して簡単に出てくるこの記事は、読む人によっては検診が怖くなりやめてしまう方がいるかもしれないですね‥少し無責任に思えてしまいました
(私も実際怖くなったので‥)
これからも年に一度富永先生の検診を受けていきたいと思います
来年も6月によろしくお願い致します
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
情報というのは信憑性が大切です。つまり、論文以外は信憑性がありません。
毎年検診でお世話になっています
いつもありがとうございます
北斗さんの乳癌について、毎年の検診で乳癌になった‥検診は無意味という記事です
これを読んで一年に一回検診を受けてる私はとても怖くなってしまいました
先生も年に一回以上はリスクが高いといつも仰られていましがこの記事について先生のご意見をお聞かせ頂きたいです
マンモグラフィの放射線は、「胸部レントゲンなどと比べると取るに足りず、1ラドの千分の一に過ぎない」と言われているが、両乳房で合計四枚の写真を取る時の放射線の被爆は、胸全体にあてる胸部レントゲンより1000倍も高い。(注:ラドとは吸収した放射線の総量を表す単位ですが、今はグレイが使われているようです。)
したがって、閉経前の女性が十年間、毎年マンモグラフィ検査を受けたとすると、合計で各乳房に10ラドの放射線が蓄積することになる。
閉経前の女性の乳房が放射線感受性が非常に強いことは、30年も前から強調されてきたことで、1ラドの放射線被爆は、乳がんリスクを1パーセント高める。したがって10年間これをやると、発ガンリスクは10パーセント高まるのだ。これは40歳から50歳の女性についてあてはまる。
つまり、乳癌検診で本当の乳癌になってしまう可能性があるということです。
2つ目はマンモグラフィで見つかる腫瘍が必ずしも乳癌とは限らないということです。
これは「偽陽性」と言われています。
この偽陽性に関しては6万人のスウェーデン女性を対象にした研究で明らかになっています。
その研究は「マンモグラフィの検診で見つかった腫瘍の70%が乳癌ではなかった」と結論付けています。
偽陽性の恐い所は下手な病院に行くと「乳癌ではないのに乳癌と判定されてしまう危険」があるということ。
3つ目はマンモグラフィで乳癌を見付けることはそもそも非常に難しいということです。
アメリカ政府が40代女性のマンモグラフィ検診は推奨しないと言っています
北斗晶さん去年の乳癌検診での誤診の可能性も捨てきれない(つまり、去年の検診での乳癌の見逃し)。だって、数か月で突然2センチの腫瘍(北斗さんは2センチの腫瘍)になる可能性は限りなくゼロに近いのだから。
もちろん、乳癌検診を受けるなと言っているわけではなく、触診や超音波検査を行なう事は必要です
乳がん発見のためのマンモグラフィーによる定期検診の有用性に今疑問符が付いている。この5月には、有力医学誌で、スイス医療委員会が「マンモグラフィー健診は乳がんによる全死亡率を低下させない」と結論付けて、廃止勧告している。
先生はどの様に思われますか?よろしくお願い致します